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銀座を財布なしで歩ける男
夜会のゲストはテリー伊藤。
危ない男と言われながら、実は下戸。
下戸のテリー伊藤に多大な影響を与えた男。
銀座の怪人とも言われる康芳夫。
見た感じも、妖怪の如し。
肩までかかる白髪、その顔もこの世のものとは思えない。
猿を人間にした男
彼は伝説のプロモーター。
1976年に来日したオリバー君のことを知っている人はいるだろうか。
服を着て、煙草を吸う。
まるで人間のようだ。
でも、オリバー君はただの猿だった。
それなのに、まるで新しい人種のように扱った。
人間の染色体は46本、チンパンジーのは48本。
オリバー君のは、47本。
人間とチンパンジーの間に位置する。
しかし、実際にはほかのチンパンジーと同じ48本だったんだけど。
オリバー君を呼んだのが、康芳夫。
のちに、ただのチンパンジーではないかとメディアが言い出したけど、
それまで日本中を煙に巻いていた。
詐欺師にしか見えない。
しかし、文化人たちは彼の力をあがめるの。
今、この世にないものを創る男
康芳夫は財布なしで銀座に飲みに行く。
ツケで飲んで、ツケをためる。
バーのママは知り合いの社長に「康さんのツケがこんなに貯まっているの。」と言う。
それを聞いて払ってくれる社長たちがいるのだ。
康芳夫を買っている男たちがたくさんいる。
康芳夫がまたひと騒動巻き起こし、日本中をだますだろう。
だから、怪人康芳夫は銀座を手ぶらで歩くことができる。
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