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渋いうどん屋
暑いぞ、福岡。
気温は35度になるらしい。
仕事の前にちょっとだけ腹ごなし。
店にかけられた提灯に「うどん」の文字。
渋い店に入ってみた。
店の中は黒ずんでいる。
テーブルは斜めに傾いている。
壁に掛けられたメニューは色紙に書いてある。
長いこと壁に掛けられたままのようだ。
カウンターの中にはおやじ(小松政夫)が一人。
五郎さんの注文
五郎さんが注文したのは、丸天うどんといなり。
丸天は俗にいう天ぷらではない。
蒲鉾とか揚げ天って言った方が想像しやすい。
魚のすり身を揚げたものだ。
スープはきれいに澄んでいる。
それにたっぷりのねぎをトッピングして、いただく。
やわいうどん
「こっちのうどんってやわいんだよな。それがまた悪くない。」
鼻息が荒くなるね、五郎さん。
うどんの旨さを表す言葉にシコシコとか、コシがあるって言う。
それは博多のうどんには縁遠い。
博多のうどんはヤワなんだ。
しかし、癖になる。
甘くないいなり
そして、いなりは甘くない。
「これはこれでいい。酢が際立ついなりだ~。」
店の中には客は五郎さん一人きり。
おやじは前の客が置いていったスポーツ新聞読む。
気取らない。
スープは、そこはかとなく美味い。
年期が入った店だね。
壁にはシミ。
450円、安い!
福岡県福岡市
博多区
上呉服町10-24
■電話 092-291-3453
定休日 日曜・祝日
カード使えません
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