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写真家志望のメキシコyou ホセ
11月17日成田国際空港でスタッフが出会ったのはメキシコ出身のyou。
現在はロンドンでファッション写真を勉強しているホセさん21歳。
斜め横から見た感じがとっても素敵!
それと髪型がとってもユニーク。
これってやっぱりチョンマゲ?
サイドは刈り上げで、フロントから髪を引っ張って後頭部で団子にしている。
でも、よく似あっている。
日本では6週間滞在して写真旅行をするんだって。
是非、密着したい! 承諾してもらった。 やったね。
メキシコyouはアラーキーが好き
荒木経惟の写真を見て日本に憧れたyou。
荒木経惟ことアラーキーは大胆な構図のヌードで有名。
しかし、アラーキーの写真はヌードだけではない。
日本の建築や人々を独自の視点で捉えている。
メキシコyouの心を掴んだのもそんなアラーキーの作品。
アラーキーはメキシコyouのレジェンドなのだ。
メキシコyouが目指すのは熊野古道
熊野古道は日本が誇る世界遺産。
和歌山・奈良・三重にまたがる霊場・紀伊山地へ続く道。
その道をキャンプをしながら旅をするのだ。
相棒はロンドンの大学から借りてきたフィルム式のカメラ。
写真旅行のテーマはまだ未定。
日本の美しい自然が気づかせてくれるはず。
5日後 メキシコyouと再会したのは新宿。
熊野古道に行く前に長野の木曽に予定変更したと告げられる。
木曽で昔ながらの日本の風景に出会うのが目的。
新宿からバスに揺られること八時間。 南木曽に着いた。
午後六時半。
人口5000人に満たない町。
この日はテントの中でお休み。
翌日 被写体を求めて歩くyou。
心を動かすもの発見。
とある家の近くの一本の木。
下枝がなくて、上の方だけこんもりしている。
枝の色が赤茶色なのが特徴。
三脚を立てて、カメラの位置を決める。
レンズを覗き込むyou。
しかし、なかなかシャッターを切らない。
3分経過、5分経過、10分経過。
ようやくシャッターを押した。
メキシコyouが待っていたのは雲。
背景の雲が一本の木とマッチする瞬間を待っていたのだ。
シャッターを切るまでの過程を大切にしているyou。
デジカメなら何度でもシャッターを切ることができる。
しかし、シャッターを切ったときの記憶が残らない。
フィルムだと1枚1枚を大切にする。
フィルムなら撮ったときの思いが残るから好きなんだ。
そういうyouが素敵だよ。
町人発見!
アナタノ シャシン トッテ イイデスカ?
ランニングシャツのおじさん快諾してくれた。
ポーズをとって、協力してくれらのは三石さん。
youが撮る写真はモノクロ。
三石さんの働く体が浮き上がったように見える写真。
とても良く撮れている。
三石さんからジャガイモとキュウリをいただく。
これは三石さんの作品。
youが三石さんを選んだのは、とても幸せそうに見えたから。
毎日同じことをして生活しているけど、それを大切にしている。
そんな風にyouには見えた。
youが感じたものがちゃんと写真に現れていたよ。
築100年の民家を撮るyou
写真旅3日目、youのアンテナが感じたのは古い民家。
イエヲ トラセテ クダサイ
前の日に調べておいた日本語で撮影交渉。
家の中から子供の声が聞こえる。
出てきたのは子供たちのお母さん。
「いいよ」 簡単にOKもらえた。
すごい!
今度はスタッフが撮影交渉。
旦那が番組のファンだからとっても喜んでもらえた。
こちらは北原さんち。
3歳の双子と1歳の子供。
3人とも女の子。
外国人のお兄さんが来てくれて嬉しそう。
youの被写体は家というよりも子供たち。
子供たちとお母さんの素敵な写真も撮れた。 とっても愛情深い写真。
目的地・熊野古道に到着
京都を経由して、熊野古道に着いた。
雨が降りそうなので、キャンプは取りやめて寺に泊めてもらう。
成就院に宿坊。
曰はく二食付きで9720円。
夕食は精進料理10品。
正座ができないyouは、斜め座り。 ちょっと色っぽいね。
夕飯後は日本語のお勉強
被写体になってくれた人たちとコミュニケーションを取るべく日本語を勉強。
もっと深くコミュニケーションが取れれば、もっといい写真が撮れるはず。
努力を惜しまないのがいいね。
写真旅11日目
カメラの電池が無くなりかけているのを知る。
特殊な電池。
電器屋さんに置いていない。
時計屋さんにもない。
あきららめる。
写真を写す時だけ電池を入れて節約することにする。
本格的山道が続く スタートから3時間。
youが気になったのは廃屋。
形がなく潰れてしまっている。
どうして廃屋になってしまったか、気になったので被写体にした。
勉強していたのはファッション写真だったyou。
しかし、知らない世界で人とふれあうことでわかったこと。
ファッション写真家じゃやないプロの写真家を目指すこと。
スタートから八時間大股集落に到着。
翌日 町人に被写体を依頼。
この写真も味わい深い。
最初はテーマを決めていなかった。
今は田舎の人々の暮らしに興味がわいてきた。
テーマは田舎で暮らす人々。
youから別れ話
話があるんだと、スタッフに言うyou。
これって、絶対別れ話。
もうここでお別れなのね。
写真旅行のテーマも決まったので、これからは一人で旅を続けたいyou。
とってもお名残り惜しいわ。
でも、これを機会に素敵な写真家になってくれることを祈っているわ。
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