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魔物が住んでいる箱根
駒沢大の馬場翔大(3年)
小田原中継所では1位でタスキをもらった。
しかし、青山学院に抜かされ2位。
そして5区ゴールまじかの20キロ付近。
下りが苦手の馬場翔太。
明治大文元慧(4年)にも抜かされた。
馬場翔大の異変
22キロ付近、馬場翔大の足が止まった。
しかし、ゆっくりと走り出した馬場翔大。
足はかなり重い。
あと1キロ。
どうにかタスキを届けたい。
届けてほしい。
誰もが祈った。
汗は掻いていない。
低体温症か?
駒沢大4位に下がる
5区23キロ手前。
東洋大が抜いていった。
馬場翔大の意識は朦朧。
それでも足を前に進ませる。
東洋大がゴールしたころ。
馬場翔大の足はまた止まり、手をついて体を支えた。
沿道の応援は悲鳴に変わった。
馬場翔大、4位で往路ゴール
ゴールテープを切ると、馬場翔大は倒れこんだ。
チームメイトが毛布で体を包む。
力尽きた馬場翔大の体を抱えて運んだ。
4位で往路ゴールした駒沢大。
トップとの差は7分25秒。
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