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神田藪蕎麦 20013年の焼失
1月4日放送の和風総本家。
「神田藪蕎麦」復活の裏側を映す。
1880年創業の「神田藪蕎麦」
悲劇が起きたのは2013年2月。
火事のため店舗のおよそ3分の1を焼失。
2001年に指定を受けた東京都選定歴史的建造物。
大正12年に造られた数寄屋造りの木造2階建て。
それが焼けてしまった。
神田藪蕎麦の再生
2014年4月。
「神田藪蕎麦」再生の工事が始まった。
かつてあった板塀は取り払われた。
店の名前でもある「藪」、竹藪を復活させた。
新旧の入り交ざった店舗
真新しい店舗には、老舗の風格が求められた。
焼け残った釣り行燈や看板。
そのまま使われ、歴史を残した。
解放感あふれる大広間が完成した。
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同業者が支えた「神田藪蕎麦」の復活
記者会見にはテレビや新聞など27社が集まった。
10月20日の「神田藪蕎麦」の復活を正式発表。
約1年半、職人たちはどうしていたのか?
4代目当主・堀田康彦に聞いてみた。
職人たちは同業他店で働いていた。
出向扱いで預かっていただいた。
「もう言葉にできない」
墓に入ったら最初に親父にこのことを報告したい。
同業者たちの協力なくしては復活はできなかった。
2年ぶり大みそかの営業
2014年の大晦日。
「神田藪蕎麦」にはたくさんのお客さん。
女将さんのオーダーの声も懐かしい。
「商売冥利につきる・・・」
堀田康彦は感慨深い。
変わらない味
お客は「変わっていない、美味しいです」
と感想を述べる。
閉店中、腕を磨き続けた職人さんたちのおかげ。
行列は止まらない。
年越し時間でも続いた。
満席のまま年明け。
忙しい厨房。
誰ひとり年明けに気づかなかった。
女将の堀田ますみも嬉しそうに笑う。
またお客さんが来てくれた。
美味しいって言ってくれた。
職人さんたちが元気でいる。
こんなに嬉しいことはない。
仕事の終わりには仕舞い蕎麦
最後のお客さんを見送る。
やっとほっとできる時間。
皆んなで「仕舞い蕎麦」を食べる時間。
頑張ってくれて、笑顔で終われて良かった。
3時間後、初日の出が登ってきた。
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