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2月25日放送の女優満島ひかり まだ見ぬ世界へ。
最近の作品だとドラマ「ごめんね青春!」。
ちょっと前だとドラマ「Woman」。
光る演技が注目されている満島ひかり。
2015年は蜷川幸雄のシェークスピアに挑戦。
車いすの蜷川幸雄
2015年80歳になる蜷川幸雄。
舞台のために1か月ぶりの外出。
これはテスト。
どれくらい耐えられるのかを試している。
病気でやつれてはいるが、気持ちは死んでいない。
舞台は「シェークスピア」
満島ひかりはヒロイン・オフィーリア。
蜷川幸雄の演出は初めて。
とても怖く感じる。
緊張もしている。
今の蜷川にしかできないものを作りたい。
意気込みは強い。
蜷川幸雄のダメ出しは男性限定?
立ち稽古の開始。
ハムレット役は藤原竜也。
蜷川幸雄作品に多く出演。
ハムレット役も今回で2回目。
それでも蜷川幸雄から細かいダメ出し。
満島ひかりはセリフを噛む。
それでも蜷川幸雄からのダメ出しはなし。
何も言われないのは不安。
演出補に不満を言う満島ひかり。
女性はほっとかられるらしい。
「言われないまま終わったらどうしよう」
満島ひかりの不安は続く。
それはないらしい。
もっと慣れたら、ダメ出しも出る。
芝居は楽しい
いいものを作りたい満島ひかり。
最初に芝居を始めたころを思い出す。
今は掴む所が一個もない感じ。
「その感覚がいいんだよね」
満島ひかりのオフィーリアを待つ
なかなかオフィーリアを掴めない満島ひかり。
蜷川幸雄は満島のオフィーリアを待っている。
満島ひかりの新しい面を見たい。
本当の兄弟なのに温かみがない
初めて弟の満島真之介と共演。
実際には弟の真之介。
舞台では兄役。
「姉弟のあったかい感じがしない」
蜷川幸雄から満島真之介へ続くダメ出し。
25年ずっと弟。
それを捨てないといけない。
満島ひかりもこれは「姉弟革命」だと言う。
今までの感覚を捨てる必要がある。
ほかの人とならできるシーン。
姉の満島ひかりが相手だとできない。
満島ひかりの前だと小さな人間になる。
満島ひかりへのダメ出し
父親をハムレットに殺される。
壊れてしまったオフィーリア。
どう演じたらいいのか迷う満島ひかり。
演技がUPになっていると蜷川幸雄から指摘。
舞台はロングショットが命。
もっと大きな演技を要求。
次は大胆なオフィーリア。
これでは狼少女だとダメ出し。
愛情を受けて育ったとわかるようにしろ。
蜷川幸雄からのダメ出しの連続。
抑えた演技が採用された。
10年間の空白期間
両親は共働きだった。
4人兄弟で一番上の満島ひかり。
姉であり、親でもあった。
しかし、12歳の時アイドルデビュー。
満島真之介は8歳。
姉弟が再会したとき満島真之介は18歳。
どう接していいのかわからなかった。
10年間満島ひかりは兄弟を想っていた。
兄弟を思い乍ら一人で戦っていた。
バカと言われた満島真之介
最後の通し稽古。
心が壊れたオフィーリア。
それを抱きしめる兄。
蜷川幸雄から檄が飛ぶ。
「完全肉体派の俳優が成功した例なんて
俺はの55年の演劇人生のなかでひとりもいない」
演劇には頭が必要。
感覚を考えないとダメだと。
バカは生き残れない。
姉弟二人での稽古
役について二人で話し合うことはなかった。
「本当の感情がここに今 流れているはずなの」
満島ひかりが説明する。
真之介はパワープレイに走りすぎている。
それが自然に流れている空気を全部遮断。
「芝居は空間の重さを感じることだから」
目に見えないものを感じてほしい。
通し稽古での真之介の芝居以外の方法もある。
それを提示する満島ひかり。
わからないことが多い満島真之介。
真之介は正解を知りたい。
計算をするのではダメ。
真之介のなかから演技が生まれるのを待った。
ハムレットの本番
満島ひかりのオフィーリア。
人々を包み込むやさしさに溢れていた。
ハムレットは国内では埼玉、大阪。
その後、台湾、ロンドンでも公演が待っている。
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