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SWITCHインタビュー達人達。
4月18日は水谷豊×小曽根真。
俳優対ジャズピアニスト。
二人の才能が出会った時
生まれた化学反応。
そんな奇跡の瞬間をお送りします!
ジャズピアニスト小曽根真
世界的に有名なジャズピアニスト。
音楽家の父親の影響でピアノの道へ。
高校を卒業後アメリカへ。
バークリー大学を主席で卒業。
世界デビューしたのは22歳。
水谷豊とピアノ
22歳の時に天才ピアニスト役を演じた水谷豊。
ドラマ「赤い激流」。
中古ピアノで猛特訓。
4日間で”エリーゼのために”をマスター。
ドラマ「相棒」でもピアノを弾いている。
しかし、ピアノのレッスンを受けたことはない。
水谷豊は舞台でもピアノを弾く役に当たる。
「陽の当たる教室」
2か月間練習。
ドラマで地方ロケの最中も練習。
旅館のピアノで夜ごと練習。
何かに憑りつかれていたのかもしれない。
その時に神様が降りてきてくれた。
しかし、役が終わるともうピアノは弾けない。
神様が帰ってしまった。
小曽根真を相棒に選んだ理由
2014年小曽根真はNYフィルと共演。
ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーを熱演。
水谷豊はその音楽にドキドキした。
小曽根真の即興パートも用意された。
演奏は日によって変わる。
どこまで小曽根真の世界が続くのか・・・。
観客たちはその世界へ引っ張られる。
本人もどこに行くのかわからない即興パート。
長さはフリー。
アドリブで物語を積む感じ。
離陸は簡単だが、着陸が難しい。
オーケストラとの演奏に戻るタイミングが難しい。
バッハを冒涜していると思われた小曽根真
バッハの生誕300周年記念講演。
即興が得意だったバッハ。
即興を弾くために参加した小曽根真。
しかし、バッハを弾いてほしいと要望。
バッハを弾けないと断ったが無理。
最初の3分間でもいいと言われ、夜中に練習。
しかし、結果は悲惨だった。
明らかに間違えた箇所が3か所。
短い曲なのに・・・。
バッハに対する冒涜。
そう思われたに違いない。
その後ヨーロッパでの仕事は3分の1に減った。
水谷豊の詩と小曽根真のジャズセッション
モジモジと水谷豊から小曽根真へのお願い。
ジャケットのポケットから取り出した紙。
前の晩に水谷豊が描いた詩。
水谷豊の詩に小曽根真の即興を合わせてほしい。
スタッフも聞いてないよ~のお願い。
これに小曽根真は快諾。
水谷豊の詩のタイトルは「私」。
”私は何処から来たのだろう・・・”
水谷豊の朗読に合わせて小曽根真が音は挟む。
そして、段々と詩を促すように一体となる。
小曽根真のピアノが詩に奥行きを与える。
まるでジャズセッション。
小曽根真はワクワクした。
水谷豊も気持ちよく朗読できたはず。
二人のセッション本格的にあるかも。
水谷豊の役作り
水谷豊のスタイリストを務める高橋正史。
そのアトリエで対談の続き。
アトリエには水谷豊の衣装。
映画「王妃の館」で使用したもの。
映画の舞台はフランス。
ヴェルサイユ宮殿やルーヴル美術館での撮影。
原作の浅田次郎も映像化は無理だと思っていた。
それが実現。
水谷豊は北白川右京役。
原作の下巻を読んだ時に主人公のスタイルが浮かんだ。
白髪の混じったおかっぱ。
短いパンツに、カラータイツなど。
すぐにイメージをイラストにした水谷豊。
映画での北白川右京のセリフ。
「来た来た来た・・・!」
そんな状態に水谷豊もなることがある。
役が降りる。
難しい役作りはしない。
その役の生い立ちなどが判れば降りてくる。
小曽根真にもそんな時がある。
曲が降りてくる。
今は携帯に録音しているらしい。
水谷豊、芸能界に逮捕される
12歳から芝居の仕事をしている水谷豊。
芝居を辞めようと思ったのは高校生の時。
9割が消えていく世界。
賢明な選択だと思った。
辞めてアメリカに行く予定だった。
ところが経済的な問題が発生。
アメリカに行けないし、大学に落ちる。
自分のことは自分でしないと・・・。
役者の仕事をバイトでするように。
評判が良くて次々と仕事が来た。
その繰り返し。
ドラマ「太陽にほえろ」の第1話。
犯人役で登場した水谷豊。
そのまま芸能界に逮捕された。
この時、刑事役だったのは萩原健一。
のちに伝説のドラマ「傷だらけの天使」で共演する。
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