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６月5日の池上彰が今こそ伝えたい。
私たちが住んでいる日本。
とっても身近過ぎて知らないってこと。
たくさんありますよね。
ここでちょっとお勉強。
実は知らない都道府県の違い！
最初は3府306県だった！
明治政府が行った廃藩置県。
藩が地域を治めていた江戸時代。
これを政府が統一しよう。
その為に藩を廃止して、県に改める。
でも日本の重要な3つの都市は府に。
明治政府には悩みがあった。
政治をする場所をどこにするべきか？
候補は3つ。
経済の中心の大坂。
天皇が住む京都。
行政の中心の江戸。
江戸を東京に改名し、首都に決定。
3都市とも重要なので県と区別。
3つの府が出来たのです。
北海道の誕生秘話！
3府306県だった日本。
その後、分割と統合を繰り返し。
3府47県に。
しかし、何か足りない。
それは当時の蝦夷地。
明治5年に北海道に改名。
どうして”北海道”になったのか？
本州、九州、四国は5畿七道に分かれていた。
京都の周り・畿内を5つに区分け。
それ以外の地域は7つに区分け。
北陸道、山陰道、西海道、山陽道、南海道。
そして東海道、東山道。
海道には東、南、西がある。
しかし、北の海道はない。
それで蝦夷地が北の海道、北海道に。
地域名が県と同格に扱われるようになった。
道・府・県は同格なのです。
アメリカの州との違いは何？
現在アメリカは
1776年のアメリカの独立宣言。
当時イギリスの植民地が13あったアメリカ。
それぞれが独立。
それが段々と増えて今は50の州がある。
小さな国が集まってアメリカを形成。
だから州ごとに議会、法律、憲法、軍隊がある。
日本は地域に名前を付けて区分。
そこが大きな違い。
東京も二重行政だった！
3府の一つだった東京府。
その中に東京市があった。
人口が増え、東京市の年収も増えた。
東京府と東京市の間に格差が生まれた。
東京の舵取りが二人いる状態に。
これが二重行政に。
戦争中だった日本では大問題。
そこで誕生したのが東京都。
都は道府県と何が違うのか？
東京都にあった他の地域にないもの。
それは特別区。
つまり東京23区のこと。
区議会がある独立した行政機関。
区長の上に都知事がいる。
それが他の道府県との違い。
固定資産税や法人住民税は通常市町村へ。
東京都では区での税収の約半分が都に入る。
その代わり市町村の仕事を都がやりましょう。
消防・水道・交通。
公立病院や公立学校。
大規模な都市計画など。
東京都が中心になって計画的に実行。
これで二重行政の問題をすっきり解消。
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