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8月21日の世界の村で発見!こんなところに日本人。
千原せいじがまたアフリカへ。
行先はザンビア。
日本人女性は首都ムサカの隣、ムナリ地区にいる。
バスを利用して到着。
千原せいじは早速情報収集。
すぐに自宅が判明。
女性はかなりの有名人だった。
戦後の沖縄を生きた
千原せいじを迎えてくれた日本人女性。
高良初子さん81歳。
腰の曲がった小さな体だが、とても闊達。
沖縄出身で、戦後のツラい時期を生きてきた。
勉学に励み、琉球大学へ進学。
懸命に働いた。
30歳を過ぎ、弟が自立。
高良初子さんは自分の人生を生きることに。
夢は学校を作ること
米琉親善のためのインターナショナルスクール。
それを建てるのが高良初子さんの夢。
1971年31歳で青山学院大学へ入学。
1976年42歳でスコットランドへ留学。
英語の勉強をするため。
スコットランドとザンビアは縁が深い。
スコットランドでザンビアの先生に出会った。
一人は盲学校の先生。
もう一人はろうあの先生。
ザンビアに行きませんかと誘われた。
沖縄で学校を設立すると時間がなくなる。
いい機会だから、ちょっと行ってみよう。
そんな軽いノリだった高良初子さん。
ザンビアと高良初子さんの出会い
1977年ザンビアへ行った高良初子さん。
首都ルサカから270キロのンドラの盲学校へ。
ザンビアは1964年に独立したばかり。
人々の生活は貧しかった。
学校では先生が不足していた。
子供たちは野原で授業を受けたいた。
その様子は沖縄の戦後を思い出させた。
胸を打たれた高良初子さん。
2週間のつもりが2か月滞在してしまった。
2度目のザンビア
盲学校を助けたい。
高良初子さんは沖縄で救援物資を集めた。
救援物資を届けに1978年４月ザンビアへ。
臨時講師として生徒たちを指導。
寮では子供たちの世話していた。
運命を変えた自動車事故
2度目のザンビア滞在中。
高良初子さんは自動車事故に遭う。
物資調達の帰りに車が横転。
腰の骨を折った状態で助けが車で3日間放置。
そして、その後4か月寝たきり。
10月にはビザが切れる。
違法では滞在することはできない。
どうしたらいいのか。
思わぬ提案
ビザの失効期限が近づいていた。
周囲から提案があった。
「先生と結婚して、残ってほしい」
歩けないので帰れない。
ビザが切れると違法になる。
苦肉の策で現地の人と結婚を決意。
相手は盲学校の校長先生、カラブルさん。
何にも残さないで帰るのはどうなのか。
何度も考えた末の決断だった。
形式の結婚から本当の夫婦へ
高良初子さんの結婚は形式だけ。
沖縄に帰ってから母親の前で結婚式。
ここから本当の夫婦に。
11歳年下、33歳の男性と結婚。
事故がなければ物資を渡して帰っていた。
人生ってわからない。
高良初子さんのザンビアでの功績
夫の仕事の関係で1981年ルサカへ。
1988年、日本ザンビア友好協会を立ち上げ。
医療改善、農業発展、教育へ貢献。
子供のいなかった高良初子さん夫婦。
子供たちを引き取って育てた。
いつの日か”ビッグママ”と呼ばれるように。
高良初子さんと初代大統領との出会い
盲学校での教育活動をしていた高良初子さん。
ザンビア初代大統領ケネス・カウンダに会った。
イギリスから独立させた”建国の父”。
高良初子さんを激励してくれた。
今でも交流がある二人。
千原せいじに初代大統領を紹介してくれる。
千原せいじ、初代大統領の自宅へ
いつもはとってもラフな千原せいじ。
そのままでは初代大統領には会えない。
前日にスーパーでシャツを購入。
珍しく超緊張。
いつもな横柄な態度はなし。
現在91歳のケネス・カウンダ。
杖をついているが元気な様子。
高良初子さんが千原せいじを紹介。
「フェイマス タレント」だって。
聞いている方が照れる。
建国の父が高良初子さんに感謝
二人の出会いは35年前から。
高良初子さんを”大切な妹”という初代大統領。
「ザンビアの人にしてくれたことを忘れません」
ザンビアへの貢献を感謝。
「すべてをありがとう」
初代大統領の言葉を嬉しく思う高良初子さん。
ザンビアの建国の父に会えた千原せいじ。
とても勉強になったと感想を述べた。
心に残る旅になった。
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