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2016年2月28日のバンキシャ!。
この日行われた東京マラソン。
青山学院大学の陸上部から4人が出場。
4人とも初めてのフルマラソン!
原晋監督の”チャレンジ大作戦”が始まった。
箱根で活躍した若手ランナーが集結
東京マラソンに参加した青山学院大学の選手。
箱根駅伝2区を走った一色恭志(21)。
8区区間賞を取った下田裕太(19)。
10区区間賞の渡邉利典(21)。
第47回全日本大学駅伝7区の区間3位、橋本崚。
箱根2区の区間賞、東洋大の服部勇馬。
元駒沢大、現旭化成の村山謙太も参加。
青山学院、東京マラソン強化!
マラソンに挑戦することになった青山学院陸上部。
千葉富津市でOBとともに強化練習。
箱根経験者は30キロまでは対応できる。
原晋監督はイメージしていた。
「私の目標としては30キロまでは先頭集団にいよう」
30キロ地点で青山学院勢がいたら目立つ。
それが原晋監督の目論見。
「あと12・195キロはねばりと根性」
これは作戦と言うよりも賭けに近い。
カエルが潰れたような走り
下田裕太選手の部屋に入るとすぐ趣味がわかる。
アニメ好き。
ハンガーにかかったTシャツにもアニメが描かれている。
成績が悪い時はアニメで気分を向上させる。
陸上にも影響を与えているアニメ。
箱根駅伝で活躍した下田裕太選手。
高校時代はそれほどいいタイムではなかった。
大学入学当時は体にぶれがあり、体力もなかった。
原晋監督に”カエルが潰れたような走り”と言われた。
東京マラソンで青学が活躍
2016年2月28日、9時10分。
東京マラソンスタート。
先頭集団は外国人選手と村山謙太選手。
青山学院大学は第2集団。
17キロ過ぎで、下田裕太が第2集団の前へ。
ペースを上げるようにジェスチャー。
下田裕太はこの時点で日本人2位。
22キロ過ぎで、村山謙太がペースダウン。
下田裕太は第2集団の後方にいた。
30キロ過ぎ、服部勇馬が前に出て行く。
35キロ過ぎ、村山謙太を捕らえて日本人1位に。
その後、村山謙太は青学の一色恭志に捕らえられた。
下田裕太の姿はかなり後方。
青学の仲間たちが下田裕太の名前を連呼。
それが40キロ過ぎ。
日本人選手の順位は大きく変わる。
社会人の高宮佑樹(ヤクルト)が1位に躍り出た。
下田裕太が服部勇馬を抜いていた。
10代日本人の最高タイム!
下田裕太には東京マラソンで目標があった。
「10代最高のタイムを更新したい」
2時間15分30秒を超える。
目標どおり下田裕太は10代の最高タイムを更新。
2時間11分34秒。
大きく縮めた。
しかも初マラソンでガッツポーズ。
まだ体力が残っている。
下田裕太のコメント
下田裕太がゴールしてからすぐに一色恭志もゴール。
二人の選手を笑顔で迎えた原晋監督。
テレビ中継のインタビュー。
「若さですね」原晋監督は嬉しそうに答えた。
下田裕太はレースを振り返った。
「スローの展開で僕はちょうどいいペースだったんですが
周りはもっと速くいってほしいとう気持ちがあって
それで周りがイライラしてどんどん落ちていった」
一色恭志「下田に負けたのが悔しいです」
下田裕太が考えていたレースとは違っていた。
「もっとガンガンいって、その中で粘るレースがしたかった」
それでも潰れなくて良かった。
東京マラソン日本人の主な成績
- 1位 エチオピア フェイサ リレサ 2:06:56
- 8位 高宮 祐樹 2:10:57
- 10位 下田 裕太 2:11:34
- 11位 一色恭志 2:11:45
- 12位 服部勇馬 2:11:46
- 23位 橋本峻 2:14:38
- 27位 渡邉 利典 2:16:01
- 30位 村山謙太 2:16:58
まだ伸びしろがある青学勢
スタジオに来ていた原晋監督。
チャレンジ大作戦は大成功。
ホッとしていると話した。
30キロ以降が心配だったが、十分対応した。
ラスト2.195キロを意識させた練習をしていた。
下田裕太はまだ伸びしろがある。
将来性豊かだと推していた。
青山学院陸上部の練習法
為末大が原晋監督に質問。
「どうして最後あんなに持ったのか」
ゴール後も体力が残っていた青山学院の選手。
その秘密は何なのか。
原晋監督は”内面能力”を向上させていると話す。
”内面能力”=”潜在能力”。
それを普段の生活から意識させている。
いろいろ考える作業や習慣が身に付いている。
走らされているのではない。
自分の意思で走っているから楽しく走れる。
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