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2016年5月14日のNEC presents クロスロード。
茨城県城郷町のクリーニング屋さん。
”クリーンショップヨコクラ”
店主は、横倉靖幸さん。
シミ抜きのスペシャリスト。
全国からシミ抜きの依頼が宅配で来る。
様々なシミ抜きに対応
「落ちませんでした」
クリーニングに出したのに落ちなかったシミ。
こんな経験ありませんか。
数年前のシミ、長年ほっておいて黄色シミ。
ムートンブーツの水ジミ。
横倉靖幸さんは確かな技術でシミを抜きます。
日々の努力を怠らない!
妻と二人で店を切り盛りする横倉靖幸さん。
お昼ご飯は1時過ぎ。
そして午後、仕事の合間にでかける。
行先はリサイクルショップ。
婦人服を物色。
リサイクルショップはジャンルを問わずに置いてある。
知らない繊維を見つけてるのに好都合。
横倉靖幸さんが気になる素材は新合繊。
ハイテク技術を駆使した繊維。
シミが取りにくい。
買ってきた洋服に油性マジックで汚れを作る。
刺激の弱い薬品で次々とシミ抜き具合を試す。
どんな依頼にも耐えられるよう努力を重ねている。
シミ抜きは得意、接客は苦手
シミ抜きスペシャリストの横倉靖幸さん。
苦手なものもある。
それは接客。
「家内がいないとダメ」
シミ抜きの技術があったら独立ができる妻。
父親をリスペクトする娘と息子。
店と自宅が一緒。
仕事をする姿を見ている子供たち。
こういう環境って必要なんですね。
父親を超える為にシミ抜きを
クリーニング3代目の横倉靖幸さん。
1973年生まれ。
家業を継ぐ気はなくて、商社に就職。
結婚後、父親にせがまれて後継ぎ。
厳しかった父親。
なかなか認めてもらえなかった。
父ができないことで見返したい。
横倉靖幸さんに運命の出会いがあった。
染み抜きの師匠、おとうちゃんと呼んでいる人。
師匠のもとで技術を学んだ。
めきめき上達として父親を驚かせた。
色の補正もする
お客様から預かったサーモンピンクの着物。
嫁や孫に残したいらしい。
襟もとが一部色が違う。
シミではなく、色落ち。
色を補正を行う横倉靖幸さん。
使う染料の色は青。
ピンクの着物に?
青い染料を色落ち部分を塗る。
目立たなくなった。
横倉靖幸さんには本来あった色が見える。
色補正の料金は18360円。
シミ抜きができる魔法の水
横倉靖幸さんから家庭で簡単にできるシミ抜きを教わる。
使う材料は3つ。
重曹 小さじ1
液体酸素系漂白剤 小さじ3
食器用洗剤 3滴
これらを軽く混ぜるだけ。
魔法水の出来上がり。
歯ブラシでYシャツの醤油シミへ付ける。
歯ブラシで叩き付ける。
これでシミが抜ける。
お試しあれ。
5年前に訪れた危機
5年前の東日本大震災。
茨城県城里町は震度6。
横倉靖幸さんの店も被害にあった。
店をよく見ると壁にヒビ割れがある。
これは地震の名残。
店の機械まで影響を与えた。
横倉靖幸さんはストレスで倒れた。
病名は”パニック障害”
シミ抜きの師匠のもとへ行った。
シミ抜きの技を伝える仕事をするようになった横倉靖幸さん。
今も薬を飲んでいる。
普段はにこやかだが、悩みもある。
シミ抜き技術の伝道師へ
横倉靖幸さんの仕事の幅が広がった。
クリーニングのプロにシミ抜きを教える横倉靖幸さん。
「次元が違う!」
横倉靖幸さんの技術に驚く同業者たち。
大手クリーニング会社でも指導を行う。
師匠から伝えられたシミ抜きの技術。
途切れさせてはいけない。
多くの人にシミ抜きを伝える。
これも横倉靖幸さんの大きな仕事の一つになった。
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