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2016年12月10日のクロスロード。
あなたの近所の「得意」を売り買いしよう
株式会社エニタイムズからのメッセージ。
家事代行、ペットの世話、インテリアコーディネート。
やってほしい人とやりたい人をマッチング。
そんな会社のCEOは31歳の女性。
若き起業家角田千佳に番組が密着。
エニタイムズに遅刻はなし?
東京都港区南青山。
株式会社エニタイムズがある。
出社時間は10時。
通常の企業と比べると遅め。
しかし、実際に社員が揃うのは11時頃。
それでも構わない。
開始時間よりも仕事内容の方を重視。
フラットな組織で課題を早期解決
株式会社エニタイムズには社長室もない。
若い企業にありがちのスタイル。
CEO角田千佳が目指しているもの。
組織のフラット化。
話しかけやすい環境を作ること。
それで課題の早期解決を目指す。
課題を社員一人に抱え込ませない。
シェアリングエコノミーの普及
余っている駐車場を活用したい。
乗っていない車を貸したい。
最近増え始めているシェアリングエコノミー。
エニタイムズもその一つ。
やりたい人とやってほしい人を結ぶ。
サイト内ではプロフィール紹介。
事務局がやりとりのチェック。
保険証や免許証で本人確認。
支払いはクレジット決済。
報酬の内、15%が手数料。
使用者の立場になる
エニタイムズ社内でヨガ。
エニタイムズ自身が依頼者となって利用。
サポーターとなって仕事を請け負うこともある。
視覚障害がある男性の歩行補助。
CEO角田千佳が自ら行う。
実は5回目。
声かけしながら一緒に歩く。
スーパーでは商品の位置を教える。
一人で来た時のことも考慮している。
使う側の立場になることが必要と考える角田千佳。
自ら利用することで改善点を見出そうとする。
緒方貞子に影響を受けて
小学生の角田千佳が影響を受けた人物。
国連難民高等弁務官、緒方貞子。
角田千佳自身も人道支援の仕事がしたいと考える。
大学を卒業後、大手証券会社に入社。
ビジネスの仕組みを勉強。
その後大手IT企業に転職。
当時、一人暮らしをしていて気づいた。
便利屋さんや家政婦さんへの依頼。
個人の方は会社に頼むより安い。
家具を組み立てたり、家事を手伝ったり。
手伝ってくれる人は近所にたくさんいるはず。
空き時間で特技を活かしたい人と、
やってほしい人をマッチング。
2013年自己資金100万円。
角田千佳は株式会社エニタイムズを起業。
地方創生をお手伝い
ジャパンスタートアップセレクション2016。
地方創生をテーマにしたイベント。
エニタイムズは地方創生のサポートを考えていた。
現在手を組んでいるのが、宮崎県日南市。
「地域に貢献したい」
崎田恭平市長は高齢者の声を大切にしたかった。
2016年8月 日南市とお手伝いサービス協定。
エニタイムズのサイトに日南市ページを作ることに。
子育ての支援やシルバー人材の活用を行っている。
医療とのタイアップなるか⁈
東京都八王子の北原国際病院に向かう角田千佳。
北原国際病院は断らない救急医療で注目されている。
角田千佳は退院後の患者さんの仕事援助をしたかった。
面会に応じてくれたのは、北原茂実理事長。
角田千佳の説明後、顔を濁らせていた。
「理屈はそうなんだけど 本当にそうなります？」
角田千佳に「本質的に幸せな人の考え方」だと指摘。
「現実に何が起こっているのか理解しなきゃいけない」
患者側に立ってほしいと提案。
患者さんと直に対面してわかったこと
北原理事長と会った3日後。
角田千佳は”ボランティアサークルあしたば”を訪問。
ここは仕事復帰を目指す人の為に就労支援の場。
脳卒中や頭部外傷など脳の損傷を受けた患者さんの集まり。
麻痺や高次脳機能障害などの後遺症と闘っている。
サークルに通う脳梗塞を患った男性と話ができた。
男性は語る。
「先の見通しが何もない」
角田千佳がショックを受けた言葉。
「先の見通しが何もない…」
角田千佳もその言葉を繰り返した。
意味がわからずゆっくり反芻しているように見えた。
それでもアプリの使い方を説明。
しかし、男性は今の状況を嘆く。
「書けない、言葉がでない」
「やりたい仕事も見つからない」
それでも辛抱強く説明を続けた角田千佳。
男性から提案が出た。
「個人ではなくグループならやります」
一人ではやれる自信がない。
でもグループならできるかもしれない。
前向きな提案に角田千佳も喜んだ。
これは小さいけど意味のある一歩。
角田千佳はサービスを浸透させることを諦めない。
エニタイムズのサービスで希望を持ってほしい。
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