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2017年2月2日(木)放送の嫌われる勇気第4話。
今回の大文字哲人教授(椎名桔平)と青山年雄刑事(加藤シゲアキ)の対話。
それは自由とはなにか?
庵堂の振る舞いに怒る青山
冗談じゃありませんよ。あの人は勝手すぎるんです。
今日は自由について考えるって話でしたよね。
教えてください。
あの自由すぎる庵堂さん(香梨奈)を理解するためにも。
- では、あなたにとって自由とはなんですか?
-
あぁ、そうですね。永遠の片思いとでも言いましょうか。。
片思い・・
憧れだけど手には入りません。
- どうしてですか?
- しがらみってやつがあるじゃないですか?どこでなにをしていても人間関係はついてまわるし・・・
- 何故、人間関係が自由をうばうんでしょうね?
- だって何でもかんでも自分のすきなようにやってたら嫌われちゃいますよ。あの人みたいに。
- 彼女はそれでいいと考えています。
- え?
- ここで大文字哲人教授(椎名桔平)は自由に対する結論を言う。
- 自由とは他者から嫌われることです。
- 嫌われてまで自由を求めろってことですか?
- 嫌われることを恐れるなということです。
- いやー、それは無理ですよ。
-
確かに嫌われることは苦しい。しかしらすべての人から嫌われないような生き方は不自由極まりないし、同時に不可能なことなんです。
- 人は誰だって嫌われず、むしろ認めてもらいたいと思う生き物なんじゃないですか?承認欲求ってやつです。
- アドラーは他者から承認を求めることを否定しています。他者から承認されることなど必要ないと。
- ※ここで青山年雄刑事(加藤シゲアキ)は反発する。
-
いや、それはあり得ません。誰だって既読スルー去れたら不安になるし、いいね押してもらえなかったら空しいじゃないですか?
- ではあなたは被害者に感謝されないのなら犯人を捕まえる必要はないと?
- それは・・仕事だから捕まえますけど感謝されたいとは正直思っちゃいます。
承認欲求の危うさはそこです。
- どういうことですか?
- 我々は他者の期待を満たすために生きているんではありません。
寿也の行動から我が身を振り返る
- 思い出す?
- はい、寿也さんを見ているとなんだか自分の兄のこと。
- お兄さんがいるんですか?
- 文武両道、両親の言うことはチャンときく、真面目を絵に描いたような人で。それにひきかえ僕は・・・
- 僕は何でしょうか?
- 劣等感にまみれて生きてきました。何をやっても兄には勝てないし。両親は僕を認めようとしないし。
認めてもらいたい。承認欲求ですね。
- あれから考えました。確かに感謝される為に何かをするのは違いますけど、認めてほしいと思うのはいんじゃないでしょうか?
- いいえ。それは他者の期待をなぞって生きることであり、ひいては他者の人生を生きることになります。
- では寿也さんは政治家にという親の期待を無視すればよかったということですか?
- その通りです。自分のことだけを考えて生きればいいんです。
- 自己中に生きろっていうんですか?
- いいえ。自分が自分の為に自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分の為に生きてくれるのだろうか?これはユダヤ教の教えにある言葉であり、アドラーの考えとも通じるところです。
- ※ここで大文字哲人教授(椎名桔平)は再び自由について結論めいた説明をする。
承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり・・
この大文字哲人教授(椎名桔平)の言葉に続けて、青山年雄刑事(加藤シゲアキ)は悟ったように呟く。
自由にはなれない。
嫌われることを恐れずに自由に生きる。
それってまさに庵堂さんの生き方そのものですね。
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