かうひいやカファブンナは又吉直樹が執筆場所に選んだ喫茶店


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2017年2月26日(日)放送のNHKスペシャル。

第2作の苦闘に半年間密着したドキュメント。

そんな又吉直樹が憩いの場所にしているのが、かうひいやカファブンナ。

かうひいやカファブンナへの行き方

六本木交差点を首都高速3号渋谷線に沿って渋谷方向に歩くこと10分余り。

右手にファミリーマートが見えてくる。

その角を右に曲がると名物大餃子と書かれた木製の看板が目に入ってくる。

それは蒼龍唐玉堂 六本木店 。

担々麺が有名。

そこをやり過ごすと右手にほどなく見えてくる喫茶店。

それが、かうひいやカファブンナ。

又吉直樹 お気に入りの場所

店の入口は路面よりも少し高いところにある。

小さな階段を登りドアを開ける。

ドアの左に木製の看板が。

店のカウンターは7メートルもある長いもの。

その先のちょっと床が低くなった白壁のコーナーがお気に入り。

間接照明が白壁をほんのり黄色に染める。

又吉直樹は愛用のVAIOを取り出し執筆する。

3月から新潮に連載する”劇場”もここで一部分書かれたのかもしれない。

第2作劇場の制作過程

売れない劇作家の苦悩を全身で受け止める恋人。

二人の関係が様々な出来事をへて変化していく物語。

恋愛小説”劇場”。

実は火花よりも先に書き始められていた。

しかし原稿用紙60枚分を書いたところで筆が止まる。

その間に火花の依頼があり一気に書けた。

お蔵入りした劇場。

又吉直樹にとっては劇場は時間をかけて醸成を待つ作品だった。

その筆が止まった恋愛小説を勝負の第二作に選んだ。

それが原稿用紙300枚の大作となって結実した。

再スタートの場所は札幌。

札幌グランドホテル。

心の中の声がまだ聞こえない。

葛藤は東京に帰ってからも続く。

日常の仕事と小説を書く時間の相克。

売れない劇作家と恋人の日常。

そのリアリティが自分の体に下りてくるのを待つ時間。

又吉直樹は武蔵野市三鷹台で暮らしていたころの記憶を小説の中に置く。

それは当時三万円で買ったソファーの記憶。

それは二人が一番気の休まる安全な場所として描かれた。

10月下旬、第1稿が完成。

しかし、編集者からのGOは出ない。

小説をより深いものにしようとする編集者。

火花の難解さを克服しわかりやすさを主眼におく又吉直樹。

12月下旬。

書き直しを開始。

劇作家の苦悩を掘り下げることで恋愛小説としての奥行を獲得する。

そう思い直した又吉直樹。

2月上旬。

又吉直樹はゲラの推敲に取り組む。

誰にでも伝わる平易な言葉。

本当によく生きてこれたよね。

恋愛のレイヤーを掘り下げて運命のレイヤーに辿り着いた。

2月下旬。

300枚の完成稿。

職業作家として居場所を得られるかどうかの試金石。

いまは、ただ書くだけ。ただやるだけ。

その先に光があるか闇があるか?

今はまだ誰も知らない。

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