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2017年2月26日のバンキシャ!
本日、東京マラソンが開催された。
約3万6千人が参加。
国内最大のマラソン大会。
応募総数も過去最多となった。
他の大会では多くの問題を抱えていた。
淘汰されるマラソン大会
長野県大町市の大町アルプスマラソン。
実行委員会の石原学委員長。
スタートゴールとなる陸上競技場をスタッフに案内。
まだ雪で覆われたグラウンド。
空はよく晴れて、遠くにアルプスが見える。
5月に33回目の開催が予定されている。
今年は危機感を感じていた。
隣の松本市がフルマラソン大会を開催することになった。
松本城の横を走るコースがウリである。
募集人数は1万人。
しかも、開催は大町の2週間前。
近すぎる。
2年前にには北陸新幹線が開業。金沢や富山でもフルマラソン大会を初めた。
大町マラソン大会のフルマラソンの参加者。
2013年は2176人、去年は876人に減少。
大会の運営費約2000万円。
約460万円は市の助成金と協賛金。
残り約1500万円は参加費でまかなわないといけない。
参加者が減れば開催ができなくなることも可能性もある。
今年で最後になったマラソン大会
たねがしまロケットマラソン。
1987年から開催された。
今年の大会で廃止となる。
多い年は約3000人が参加。
しかし、去年は約1800人だけだった。
理由は鹿児島市で別の大会が始まったから。
運営費が確保できない為、今年で廃止となった。
延期になったマラソン大会
静岡県の伊豆マラソン大会。
今月開催予定だったが、延期となった。
伊豆市からスタートし、伊豆の国市、函南市と通る。
ゴールは三島市。
静岡県を縦断するマラソン大会だった。
しかし運営内容の問題が浮き彫りになった。
第9回大会だった2016年。
大会始まって以来の大雨、そして強風の中での開催。
酒を飲んで走った男性が倒れ心配停止。
ゴール目前で倒れた。
命はとりとめたが 安全管理の疑問の声が上がった。
約4000人がエントリーしたのに、AEDはわずか3台だけ。
医師や看護師の数も少なく、すぐ駆けつけられなかった。
大会運営費は約1500万円。
医療や救護体制を強化する余裕がなかった。
いずれは再開したい。
実行委員会も自治体もその気持ちは強い。
しかし、運営費を確保する目途は立っていない。
変革を求められるマラソン大会
今年の東京マラソン。
大きく変わった点がある。
1番はコースの変更。
風の影響を受けにくく、平坦なコースに。
おかげで、より記録が出やすくなった。
観光地を巡るようにしたので、
東京の魅力をさらに発信できることに成功。
しかし、短所もある。
警備や沿道の協力要請に費用がかかった。
運営費の獲得に苦労している大会では難しい。
しかし、変えなければ続けられない。
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