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2018年10月28日のがっちりマンデー!!。
買収~ってどうしても悪いイメージがある。
知らない人たちが会社に来る。
働いている人は首になるの?
いえいえ、すべての買収が悪いわけではない。
買収して赤字から黒字回復!
そんな企業を紹介します。
うどん屋を蕎麦屋が買収
うどん系のファミレス”味の民芸”。
全国73店舗の中堅飲食チェーン。
第一営業部部長の川口奈央さんによると、
全盛期と比べるとお客さんの入りが6割7割りに下降。
2014年の決算では8億円の赤字!
”味の民芸”を買収したのが、
”サガミホールディングス”。
蕎麦メインのファミレス”サガミ”の会社。
名古屋を中心に136店舗を展開。
2014年1月に買収。
V字回復した理由は?
買収された”味の民芸”。
川口奈央さんは、
自分たちの生活はどうなるのか不安。
しかし買収後は少しずつ回復。
買収から4年後は3億7千万円の黒字に!
どうやって回復したのか?
サガミから来た取締役社長、大西尚真さんに聞いてみた。
それは、覆面調査。
”サガミ”も以前覆面調査でV字回復していた。
定期的に覆面調査
今も定期的に行われている覆面調査。
店員として店に出向くのは、
(株)MS&Consultingの調査員。
店員さんに声をかけます。
「シンプルなうどんが食べたいんですけど」
それに対応する店員さん。
「うちのお出汁を前面に出したおうどんかきつねうどんですね」
更に、
「うどんの良さはせいろうどんの方が
歯ごたえとかお楽しみいだたけます」
調査員の評価は、素晴らしいですね。
出汁のこだわりや店の良さを上手く説明。
思わず頼みたくなる素晴らしい人とべた褒め。
しかし、残念なこともあった。
調査員さんの湯のみ。
お茶が少なくなっていた。
これに気づいて、
「お茶をお持ちしますね」って一言が欲しかった。
人手を増やした
覆面調査で何がわかったのか?
”味の民芸”は人件費の削減の為、店員を減らしていた。
結果、お客からの不満が増えていた。
店員を呼んでもスピーディに対応してくれない。
それで、人員を2~3割り増やした。
すると、売上が人件費以上にアップした。
時間帯別来店動機メニューの見直し
気付かなかったことを気づかせてくれる覆面調査。
ランチタイムにボリュームメニューが少ないことがわかった。
”味の民芸”のメイン客は年配のお客様。
うどんの単品メニューがほとんどだった。
それで、ランチに満腹セットを新たに追加。
カレーうどんと丼のセットなど。
ボリュームいっぱいである。
ランチだけでなく夜の時間帯別来店動機メニューも見直し。
居酒屋風の一品メニューやアルコールを増やした。
サラリーマンやファミリー層が増えた。
2014年の一日の平均来客数は約185人。
2017年には約240人へ増加。
”味の民芸”は覆面調査でがっちりです。
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