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2019年1月7日のyouは何しに日本へ?。
福岡空港。
TVQ九州放送の小野口奈々アナウンサーがインタビュー。
タイの車椅子バスケットボールで出会った。
そして、密着!
北九州チャンピオンズカップ
毎年開催される北九州チャンピオンズカップ。
今回で15回目。
U-23で編成されたチームでの対戦。
タイのほかにオランダ、カナダ、日本が参加する。
地元の小学生と交流会
タイの車椅子バスケットボールチームが向かった先。
そこは体育館。
戸畑中央小学校との交流会だった。
ユニフォームに着替えた選手たち。
車椅子も試合用のものだ。
タイヤがハの字に傾いていてる。
小学生たちの前でデモンストレーション。
車椅子バスケットは激しい。
ガンガン車椅子同士が当たる。
女の子たちはキャーキャー騒ぎだした。
車椅子バスケットボールは5人対5人で行う。
10分×4ピリオド。
つまり40分の競技。
コートは一般のバスケットボールと同じ。
体格をスピードとハートでカバー
スピードの速い選手がいる。
ファーストさん。
競技を始めてからまだ8カ月。
でも、代表選手に選ばれた。
現在20歳。
身長は145㎝。
今大会いち小柄な選手である。
素晴らしいファインプレー。
子供たちから握手ぜめにあった。
芸能人の気分が味わえた!と喜ぶファースト。
ファーストは子供の頃に足の骨が成長しない病気になった。
それでも普通の小学校へ通っていた。
「歩けないやつ」とバカにされることもあった。
悔しいし、悲しい思いをした。
だから悔しさをバネにスポーツを始めた。
最初に始めたのは車椅子卓球。
17歳の時にアジア大会で4位になった。
ファーストの次なる挑戦。
卓球よりも複雑な車椅子操作が必要なバスケ。
チームスポーツへのあこがれもあった。
小さな体をカバーする為に肉体を強化。
ファーストの腕の太さは3倍になった。
強化した体でスピードがあるプレーができるようになった。
そして強い心がファーストの武器である。
圧倒的な体格さ
大会初日。
ファーストは「緊張してあまり眠れませんでした」
北九州市立総合体育館。
選手たちが並んでいる。
体格が違う!
ヨーロッパ4位のオランダのなんと体が大きいこと。
北中米2位のカナダだって大きい。
そして、日本はアジア最強。
タイはまだパラリンピックの出場経験はなし。
でもアジアでは4~5位くらいの実力。
目標は東京パラリンピックの出場である。
子供たちの声援が原動力
審判が試合前の車椅子をチェックをしている。
椅子の高さが規定通りかを確認。
選手たちは車椅子にがっちり体を固定。
さあ、試合開始!
試合はインターネットで世界へ配信される。
小学生たちが応援に来てくれていた。
これは心強い。
ファーストの背番号は5番。
タイ対オランダの試合。
体格差はレベルの差でもある。
オランダが圧している。
タイも反撃。
キャプテンのバスが得点。
ファーストは守備に攻めにと動く。
しかし オランダの選手にマークされる。
思うように動けない。
最高速度、秒速約4mのスピード対決である。
ファーストは諦めない。
素早い動作でボールを取り、味方にロングパス。
自らもシュートを試みる。
しかしオランダは強かった。
80対26でタイが負けた。
夢は東京パラリンピック
北九州チャンピオンズカップ終了。
タイは参加国の4位。
ファーストの目標はパラリンピックに出場すること。
日本、トルコ、アメリカなどの海外のチームで活躍することである。
「今でも何で僕は歩けないんだって落ち込む時もあるけれど、
僕は人生を捧げられる車椅子バスケに出会えて幸せです」
負けたけど、ファーストは会場で大人気だった。
子供たちの声援に心から感謝するファースト。
今度は東京パラリンピックでお待ちしています。
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