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2019年6月17日のyouは何しに日本へ?。
温泉数、湧出量ともに日本一の別府温泉。
鉄輪温泉など温泉地のの総称。
”別府八湯スパポート”は温泉巡りのスタンプ帳。
88の温泉を巡ると”温泉名人”になれる。
温泉名人を目指しているyouがいた。
北浜テルマス温泉
オランダから来たyouは、
24歳のジャスティン。
別府温泉に到着したのは、夜8時半。
さっそく、温泉に入る。
”北浜テルマス温泉”。
去年からスタンプを集めているジャスティン。
これが79湯目。
名人まであと少し。
大人510円、子ども250円。
前回、温泉名人から聞いた湯の入り方を教えてくれた。
まずは かけ湯を3回。
次に20秒湯舟に浸かる。
その後1回出て冷ましてまた入る。
1回体を冷やすことで次に入る時、熱く感じないそうです。
水着で楽しめる混浴露天風呂もある。
ライトアップされた別府タワーが見える。
極楽、極楽。
「ヨーロッパだと1万円の景色だよ」
すっかりVIPの気分のジャスティンでした。
日本の家族
ジャスティンの常宿は、ゲストハウス”かぼすハウス別府”。
「お帰りなさい」と迎えてくれる。
日本のアニメや城が好きなジャスティン。
4年前に初来日。
その時母親がとにかく安い宿を探してくれた。
1泊2000円~って言うので決定。
だから別府へ行くことになった。
ゲストハウスの風呂が温泉を知るきっかけ。
支配人が別府の秘湯へ連れて行ってくれた。
秘湯で観た美しい景色とリラクゼーションできることに感動。
ハマってしまったんですね。
案内してもらった秘湯が”へびん湯”。
グーグルの関連会社に勤務するジャスティン。
休暇になると必ず別府に来るほど温泉にハマっている。
温泉名人が案内
翌日。
「入ったことのない温泉に行きたい!」
ジャスティンが向かった先は駅の観光案内所。
すると、知らない男性が声をかけてきた。
観光冊子にも紹介されている”温泉名人”
18巡目中なんだって。
スゴイ!
「アテンドしようか?」
ジャスティンには嬉しい申し込み。
温泉名人は石井靖史さん。
茨城在住の方で、休みの度に訪れているそうです。
縁石に腰をかけてはいけない!
”温泉名人”石井さんが最初に紹介してくれた温泉。
”ゆの香”
入浴料は500円。
でも、温泉名人は260円。
温泉名人になると宿泊費も安くなることがある。
石井さんから別府温泉のルールを教えてもらった。
「縁には座ってはいけない!」
温泉の縁を囲む石。
これは温泉に入る時枕にするもの。
だから、そこにお尻を載せてはいけないのえす。
また、ジャスティンの知識が一つ増えた。
これも温泉の楽しみの一つ。
歩くと名人に当たる⁈
あちこちに煙が立ち込める鉄輪温泉。
石井さんが大きな声を出した。
「浦先生!」
浦先生は浦達雄さん。
約20年前の温泉名人第一号なんです。
すごい人だ。
その後ジャスティンと石井さんは、”谷の湯”へ。
ジャスティン81湯目。
かなり年季が入っている渋めの温泉。
入浴料150円。
82湯目は”海地獄足湯”。
83湯目は、”鉄輪むし湯”。
入浴料510円。
気持ち良さそうなジャスティン。
暗くなった別府駅前を歩いていると、男女が手を振っている。
男性は名人会の理事長。
女性は理事。
別府は温泉名人だらけなんです。
人々に愛されて再建
84湯目は”梅園温泉”。
入浴料300円。
1916年創業の古い温泉だというが、
中は古さを感じない。
キレイですよ。
実は2016年の熊本大地震で建物は傾いて取り壊した。
再建費用を募集すると約620万円も集まった。
それでリニューアルすることができた。
地元民や温泉愛好家に愛される温泉です。
新たな案内人
ジャスティンが温泉名人になるまで残り4湯。
翌日、観光案内所に行ってみた。
案内所の女性がどうしても行ってほしい湯があると言う。
”たかさきの湯”。
電話で連れていってくれる人を探してくれた。
来てくれたのは、案内所の女性の娘さん、明田舞子さん。
彼女も温泉名人を7回獲得している。
普段は別府市役所に勤務。
この日は日曜日だったので案内してもらえたんですね。
初代泉聖⁈
雨の中、傘をさしながら歩いていると、
舞子さんが「さっしー」と男性に声をかけた。
指原勇70歳。
5年半で温泉名人102回。
2日間で88行ったことがある強者である。
温泉名人は88回取得すると”泉聖”と称号が付く。
指原勇さんは初代泉聖。
伝説の人に会っちゃった。
超レアな温泉”たかさきの湯”
”たかさきの湯”に到着。
しかし、”茶房たかさき”って書いてある。
どうみても喫茶店。
ほら、コーヒー出てきたよ。
これでいいのかと不思議そうなジャスティン。
温泉入りに来たんじゃなかったのか?
30分後、小さなプレハブに案内された。
これが温泉。
40年ほど前に岩風呂に改造した家族用のお風呂。
喫茶店をするようになると、
素敵な温泉なので一般開放してほしいと要望。
お店で飲食したお客さんは温泉に入れるようなったのです。
前にお客さんがいたら待ちなのです。
これはなかなかない温泉です。
食事なしで温泉三昧
86湯は”ゆわいの宿竹乃井”。
入浴料500円。
もうすでに午後10時。
舞子さんはまだ付きあってくれている。
「お腹好きませんか?」と聞くと、
「大丈夫です」と答えるジャスティン。
スタッフも何も食べていないです。
食事よりも温泉なんですね。
舞子さんは運転もしてくれている。
「名人を目指してくれているのが嬉しい」そうです。
温泉で家族が増える
ジャスティンは幼い頃に両親が離婚。
人との結びつきが強い別府。
街全体が一つの家族のように感じるんですね。
「名人になったら本当の家族になれる気がする」
温泉だけが理由じゃないんですね。
温泉は入れませんでしたが…
翌日、舞子さんに教えてもらった湯を目指すジャスティン。
”鉄輪温泉入舟荘”。
旅館だった。
だが、お風呂を改装中。
入れない。
すると女将がバケツを持って外に出た。
道路にある小さなマンホールを開けてくれた。
マンホールの中には90℃の源泉。
これが入舟荘のタンクへ繋がっている。
女将がジャスティンの為に温泉を見せてくれた。
ありがたいね。
お湯を触らせてもらった。
すごく滑らか。
スタンプを押してもらいました。
最後は泥湯
88湯目。
以前から88湯目にと決めていた温泉。
”別府温泉保養ランド”。
どうしてここを選んだのか?
ここの特徴。
泥湯。
地中の温泉水が地底の粘土層を溶かし合わさって噴出したもの。
美肌・保湿効果があると言われている。
うーん、パックできそう。
露天も広い。
こちらも泥湯。
88湯を制覇したジャスティン。
「言葉で表現できない気持ち」
温泉名人になれた!
88湯を入り終えたジャスティン。
別府市役所へスパポートを提出。
認定されました。
8154代目温泉名人!
段位認定票と記念の黒いタオルももらった。
市役所務めの明田舞子も祝福してくれた。
いつ来るのかと待ってくれていたって。
嬉しいですね。
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