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2019年1月22日放送のおはよう日本。
名古屋在住の88歳ベテラン整備士にフォーカス。
年式不問で、どんなタイプでも受け付けてしまう。
ベテラン整備士のクラシックカーを蘇らせる技術とは?
クラシックカーのお医者さん
車庫に眠っていたアストンマーチン(1966年・イギリス製)。
なんとか走り出したものの白煙を吐き出します。
88歳のベテラン整備士「石川司」さんの出番です。
石川司さんの作業場は名古屋市の中心部にあります。
株式会社 セントラスサー ビスステーシ∃ンがその場所。
連日運ばれてくるクラシックカーの数々。
丁寧な作業と技術力に定評があり、全国各地から修理の依頼が舞い込みます。
これまで1万台以上の車を手掛けてきました。
セントラスサー ビスステーシ∃ンの修理の常連客
「すごい技術だと思います。前も(修理に)入れましたら、エンジンのところに聴診器だけ当てて聞かれただけでここが駄目だよという感じで。。。」
戦後まもなく兄と車の修理を始めた「石川司」さん。
当時扱っていたのは主にアメリカ軍の車でした。
以来、外国の車を中心に修理を続けてきました。
石川司さんの言葉
「車一筋に来たからね。他に目を向けたことは無かったからね。」
石川司さんと働く整備士たちも平均年齢75歳。
ベテラン揃いです。
修理はチームワーク
石川司さんの永年の経験が修理に活かされる。
ギアをいれ、駆動した際の僅かな異音に気付いた石川司さん。
すぐに解体したところ、エンジンと駆動部分をつなぐ部品が摩耗し、ブレが生じていることを突き止めました。
どっちみち動かないものは動くようにしないと。
楽しみでやります。
摩耗した部品を特注した部品と交換。
解体なしでは進まないクラシックカーの修理。
それだけに復元するにも一苦労です。
重量のあるパーツを取り付ける大掛かりな作業はチームワークで乗り切ります。
迫力のあるエンジン音が鳴り響き、見事に動き出しました。
メンテナンスの為の顧客廻り
自分が手掛けた車には、いつまでも走り続けてもらいたい。
石川司さんは修理を終えた後も顧客のもとを訪ね続けメンテナンスの手伝いをしています。
顧客は石川司さんの事を「神様」「レジェンド」と尊敬します。
クラシックカーと共に歩んだ人生
同じ時代を走ってきた往年の名車たちの自分の人生を重ねる石川司さん。
自分の人生とこれからをこう表現しました。
「まだ生かさせてもらえることは有難い。ここ(工場)があるから、どうにか生きているけど仕事を辞めたらすぐに駄目だと思う。だからできる限り頑張りたい。」
クラシックカーの健康を保ってきた石川司さん。
使命のある人の命を神は大切にしているのだと信じたいです。
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