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2020年10月20日のセブンルール。
愛知県犬山市、日本モンキーセンター。
飼育員、田中ちぐささん35歳が主役。
64年の歴史を持つ日本モンキーセンター。
57種、約830匹のサルを飼育中。
田中ちぐさのセブンルールとは?
1 猿は名前で呼ぶ
とある土曜の朝8時半。
田中ちぐさは、
ボリビアリスザルの飼育エリアを清掃。
ここでは20頭暮らしている。
もぐもぐタイムはお客さんに公開。
リスザルたちは全て名前が付いている。
オーリス、ハミル、オルガ・・・。
頭の境目の形、体型で覚える。
お客さんにもリスザルたちの個性を覚えてほしい。
日本モンキーセンターでは、
生まれた赤ちゃんを最初に見つけた飼育員が名づけ親になれる。
田中ちぐさが名付けたリスザルは、
2019年7月17日に生まれたハーゲン。
おでこが剥げていたこと、
田中ちぐさがハーゲンダッツが好きなこと。
・・・で命名しました。
2 エサのやり方を毎日帰る
翌朝、田中ちぐさは大量のさつま芋を蒸していた。
約30キロ。
これはサルたちの食事の一部。
その他に、人参、トマト、バナナ・・・。
全部で100キロほど。
サルたちの食事代は、年間1500万円。
飼育員たちが手作りする。
飼育員もサルたちも毎日同じだと飽きる。
茹でタマゴは1週間に一度殻付きで出す。
カルシウム補給であり、剥く楽しさもある。
切り方や与え方を変えて、
サルたちにも刺激を与えているのです。
3 猿をかわいがらない
田中ちぐさは幼い頃から動物が好きだった。
北海道の帯広畜産大学を卒業。
北海道内の動物園に就職した。
6年前に園長・伊谷原一さんに誘われて、
日本モンキーセンターにやってきた。
一番人気のワオキツネザルの飼育エリア。
田中ちぐさの推しメンは、キラくん。
目から鼻にかけて細い線がある。
これが魅力的。
ワオキツネサルは顔がキツネに似ている。
尾は輪っかのような模様。
毛はフワフワ。
触りたくなるが、触ってかわいがることはしない。
サルの野生本来の姿でいてほしいのだ。
4 休日はメイクをする
田中ちぐさの休日。
鏡と向き合って化粧する。
目にビューラーとマスカラ。
動物園では動物が主役。
休日は自分が主役になる。
女をあげるためにセルフエステ。
最新のエステマシンで自分を磨く。
これは結婚式のための準備。
でも、まだ予定はない。
彼氏募集中です。
6 実家で餃子を作る
田中ちぐさの休日。
実家で母親と一緒に餃子作り。
父親が焼き担当。
楽しい食事だ。
5 家では牛のことを考える
日本モンキーセンターで働く田中ちぐさ。
しかし、一番好きな動物は、牛。
部屋には200点の牛グッズ。
どうしてそんなに牛が好きなのか?
乳製品も美味しい。
肉も美味しい。
牛の革で作った革製品も素晴らしい。
「もう完璧です!」
田中ちぐさは牛への愛はホンモノ。
しかし、牛を育てたい願望は少ない。
産業動物として愛でたいのです。
田中ちぐさの愛猫の名は、スタイン。
これはホルスタインから取りました。。。
6 お礼は必ず直筆で
閉園後、田中ちぐさはSNSで発信するネタ探し。
日本モンキーセンターの認知度をあげたいがため。
この日はボリビアリスザルを撮影。
じゃれあっていたのにカメラ目線になるリスザル。
そんな所が可愛い。
さて、日本モンキーセンターも
新型コロナの影響で休園が続きました。
現在、深刻な財政難。
運営費をクラウドファンディングに募り、
スタッフがデザインしたオリジナルTシャツを販売。
飼育に必要なものを募りました。
おかげで全国各地から応援をいただきました。
お礼の手紙は直筆で送っています。
7 猿の幸せを追求する
電動ドリルとビスを持って歩く田中ちぐさ。
リスザルのエリアで木を切りだした。
これはケージの天井近くの止まり木。
リスザルを飽きさせないため新たに設置する。
どれだけ動物たちが幸せに暮らせるかを追求している。
田中ちぐさには飼育員になることの他に夢がある。
「自分で動物園を持ちたい」
社会生活を送る動物たち。
ひとりぼっちになる子ができる。
できるだけ他の仲間と暮らすことができるように、
サンクチュアリ的なな所を作りたい。
いつまでも動物たちを思う田中ちぐさでした。
今日も猿たちを見守り続ける
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