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勝新太郎、黒澤明に会う。
ラストデイズ – NHK via kwout
黒澤明の映画「影武者」の主役に抜擢される。
運命の出会いだと思った。
俺を自由にいじってくれる人・・・、勝新太郎は黒澤明を信頼していた。
しかし、勝新太郎は主役を降りた。
勝新太郎が黒澤明の演出に文句を言ったという噂もあるが、
ほんとうのところはわからない。
転落の道を辿る勝新太郎
テレビの「警視K」は不評で、打ち切りになった。
事務所は12億の負債を背負いこんだ。
そして、麻薬所持で逮捕。
勝新太郎の遺品を確かめるオダギリジョー
オダギリジョーは勝新太郎の遺品を見せてもらう。
勝新太郎にはハリウッドからも出演依頼も来ていた。
そして、吐き出された言葉が書かれたメモ。
オダギリジョーも不満があるとき、こんな感じで書くと言う。
表現者として己の道を極めるために生まれた葛藤。
それを抱えて生きてきた勝新太郎。
自分だけにしかできないものを探し続けていた。
勝新太郎のLASTDAYS
1996年8月5日、下咽頭がんのため、入院。
勝新太郎は復帰する気、満々だったが、病魔に勝てなかった。
翌年6月21日に亡くなる。
オダギリジョー、中村珠緒に会う。
35年間夫婦だった。
しかし、病気の話や、遺言めいた話はなかった。
映画のことばかりだった。
あの世で、勝新太郎は映画を作っているのだろうか.
それとも、まだ苦悩しつづけているのだろうか。
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中村務と勝新太郎の墓参りに行く
雨が降っていた。
中村務は初めて墓参りに来た。
勝新太郎はスターだったが、お金はなかった。
家一軒も残さず、借金が残った。
そして、座頭市の仕込み杖。
病室に置かれてた仕込み杖。
らしさという生き方を選んだ勝新太郎
勝新太郎として生きた。
ストレスをためないように、うまくバランスをとって生きる道もある。
しかし、オダギリジョーは自分の感性のまま生きた勝新太郎を羨ましいと思う。
そぐわないもの残すよりも、いっそやらないほうがいい。
なかなか出来ない。
勝新太郎のような生き方はとても辛すぎる。
らしさという大事な道がある。勝新太郎でありたい。
生きているかぎり実験と冒険を続けなければいけない。
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