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完璧な中井貴一?
9月19日のAスタジオには20日に公開される映画「柘榴坂の仇討」の主役、中井貴一がゲスト。
19歳でデビューし、自分の事務所を設立。
作品選びもすべて自分の意志でやってきた中井貴一。
ドラマ「最後から二番目の恋」で共演した飯島直子は 「完璧!いぼ痔になってほしい。悪いところがなくて腹が立つ」と絶賛(?)。
しかし、本人はそんなつもりはないのだろう。
中井貴一を俳優に導いた小林桂樹
成蹊大に通っていた中井貴一が初めて出た映画は1981年の「連合艦隊」。
映画の主役は故小林桂樹。
1983年の小林桂樹が主役を務める映画「父と子」にも共演。
この時、息子役に中井貴一を推したのは小林桂樹自身だった。
映画の撮影中、毎日小林桂樹は食事をごちそうしてくれた。
そして、小林桂樹は大学卒業後の就職を心配してくれていた。
当時中井貴一は、俳優を続けるかどうか悩んでいた。
「顔がそれだからね。容姿が残念だからね。就職を紹介するよ。」
中井貴一の父親・佐田啓二は二枚目俳優だった。
小林桂樹も二枚目で売っていた。
顔がダメだから、やはり就職。
広告代理店を紹介してもらうつもりだった。
そんな話が1か月ほど続いた。
撮影最終日も一緒に食事した。
小林桂樹は真面目な顔をして、中井貴一に話した。
「俳優をやってもらいたい。 これからの時代はアウトローが中心になる。
だけど、アウトローだけではダメだ。 おまえが正統派の俳優になれ。
世の中の王道を歩く役者になれ。」
小林桂樹が話す”世の中の王道を歩く役者”とは、サラリーマンを演じられる俳優。
中井貴一は「普通」をさりげなく演じられる役者なのだ。
赤ちゃんのときも不細工を言われる中井貴一。
ぷっくりしていて将来肥満児を予想されるような赤ちゃんだった。
若いころも容姿が残念と言われていたが、いい年を取ったようだ。
20日に公開される映画は時代劇だが、役柄は昔のサラリーマンである。
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