ありえへん∞世界親日トンガ王族の親族になった日本人中尾重平


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王様は日本びいき

南太平洋に浮かぶ約170の島からなるトンガ王国。

日本同様、海に囲まれた国なのです。

トンガ王国は南太平洋で唯一植民地にならなかった親日国家。

日本文化の教育にも熱心。

トンガのハイスクールでは日本語を教えている。

言語だけではなく、日本の音楽や、書道の授業もある。

ツボウ4世が日本語の授業を取り入れたのだった。

王族と結婚した男 中尾重平

中尾重平の名前は初めて聞いた。

たぶん、日本中で知っている人はほんのわずかに違いない。

トンガ王国の町でも「中尾重平」について聞き込みを行ったが、知っているものはいなかった。

テレビ東京はテレビジョントンガニュースの力を借りることに。

日本で一番小さなテレビ局が人探しをしていると。

テレビの力は大きい。

中尾重平のひ孫に会う

翌日、「中尾重平」を知っているという人から連絡をもらった。

連絡をくれた人の家で待ち受けていたのは、見るからに日本人。

実は彼のひいおじいさんが中尾重平なのだ。

中尾重平の人生 1920年の初め、オーストラリアで真珠発掘ダイバーだった。

しかし、第一次世界大戦の影響で失業。

オーストラリアから職を求めて、トンガ王国へやってきた。

トンガ王国では理髪店を経営、その後ガソリンスタンドや輸出業を始める。

ちょっとした実業家なのだ。

そして、禁断の恋。

当時の国王、ツポウ3世の姪のメレアネと駆け落ち同然で結婚してしまう。

最初は反対していた国王も時が経つとともに、二人の結婚を認めてくれる。

中尾重平は国王の親族の一員となった。

最終的には重平を国王の親族として受け入れてくれた。

第二次世界大戦が終了後、トンガ王国にいた日本人はすべてニュージーランドの収容所に移送。

しかし、ニュージーランドに交渉し、中尾重平だけがトンガ王国に帰ってくることが出来た。

さすが、王族の力。

王族の身内に日本人がいることが親日に大きく影響しているのよね。

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