スポンサーリンク
11月10日の主治医が見つかる診療所 危険なせきの見分け方
咳が出たくらいでは、なかなか病院には行きませんよね。
でも、その咳、たいへんな咳かもしれません。
伍代夏子を襲った危険な咳
20年前の伍代夏子が32歳のとき、乾いた咳が続いていた。
そのうち収まると思ってほっとおいた5日目。
歌っていて普段しないところで息継ぎが必要になった。
疲れているんだ・・・。
その日の夜、熱が39度以上に。
救急病院へ行くと、少しだけ影があるとは言われた。
しかし、風邪との診断。
解熱剤をもらったが熱は下がらない。
朝、一瞬息ができない、吸えない。
起き上がると呼吸ができるようになったが体がフラフラする。
周りが陽炎のように揺れて見えて、立っていられない。
これは単なる風邪ではない。
別の病院で精密検査。
結果は、間質性肺炎。
肺胞を包んでいる間質が厚く硬くなる病気。
間質に異常が出る病気は多いのです。
間質性肺疾患になる人は年間38000人。
死に至るのは15000人。
大部分が間質性肺炎。
間質性肺炎の特徴
- 痰が絡まない軽い乾いた咳
- レントゲンでは発見しずらい
- 動くと咳が出る
茨城の藤井さんが体験した肺炎とは
60代の藤井さんは時々咳が出るようになっていた。
奥さんはいつもより咳が出ていると感じていた。
体がおかしいと思ったのは、昼に食べた天ぷらが夜に胃もたれを起こした時。
食欲なく、夕食が食べたくない。
しかし、奥さんが「だるいの?」と聞いても「だるくない」と答える。
1週間後、胃がおかしいと思って胃カメラと腹部CTなどで検査。
X線検査で肺に影があるのがわかった。
診断は、肺炎球菌性肺炎。
過労や寝不足などで免疫力が低下したときに炎症を起こす。
肺炎の中でも最も多いのが肺炎球菌性肺炎。
冬に多く発症し、幼児と60代以上の高齢者の患者が多い。
1週間で死に至ることもある恐ろしい病。
高齢になると咳反射が衰える
藤井さんが発症したのは66歳の時。
加齢とともに咳反射が落ちてきていた。
異物があると、咳中枢から喉に指令が行きます。
しかし、加齢とともに咳中枢の感覚が鈍くなるのです。
藤井さんの咳は小さく、頻度が減っていたのです。
でも、自覚がない。
周囲の人が気づいて上げることが必要です。
藤井さは10日ほどの入院で回復しました。
肺炎球菌性肺炎の特徴
- 小さく、湿った咳
- だるくなる
- 食欲が低下する
- 黄色やみどり、さび色などの痰が出る
65歳以上の人にはワクチンの補助
高齢者に多い肺炎球菌性肺炎。
肺炎球菌ワクチンで予防することが可能。
65歳のひとには補助が出ます。
ワクチンの効果は5年間。
摂取してから効果がでるまで1週間かかります。
Sponsored Link
JOYが死を覚悟した肺炎以外の肺の病気
今から4年前の5月タレントのJOYは咳で悩んでいた。
最初は風邪のような咳だったが、止まらない。
なかなか忙しくて病院に行けなかった。
小さく、乾いた咳で、少し時間を置くと収まっていた。
その咳が2~3週間続いた。
内科に行くと風邪と診断。
風邪薬を貰ったが効かない。
違う病院へ行ったがまた風邪と言われた。
薬ではよくならない。
咳が始まってから一か月。
咳が止まらないので、耳鼻咽喉科で喉を検査してもらう。
上咽頭炎と言われた。
鼻と喉の粘膜が炎症を起こしているというのだ。
吸入器やうがい薬を買って治療したが、却って咳のペースが速まってしまった。
軽い咳だったのが、重い咳になり、頻度も増えた。
最初の咳から8か月目に入り、状態は更に悪化。
咳もピークで止まらない。
咳に血が混じるようになって、死んじゃうと思った。
また別の病院へ行くと、声帯の周りが切れているという。
ここでも風邪薬。
以前もらったのと同じもの。
10か月が経ったころ、寒気で震えが止まらない。
一歩も歩けなくなり、マネージャーに迎えに来てもらって救急病院へ。
ここで初めて痰の検査をした。
診断は、肺結核。
結核菌が空気感染で肺に入り込んで増殖したもの。
結核はに本人の6人に一人が感染しています。
ストレスや不規則な生活で免疫力が低下すると発症してしまうのです。
今でも毎年2万人以上が発症し、2000人以上が亡くなっています。
どうして肺結核とすぐに診断されなかったのか
肺結核は過去の病気のイメージが強いのです。
しかも、高齢者に多い病です。
JOYは25歳でした。
肺結核だとは予想外だったのです。
肺結核の咳の特徴
- 長期間続く乾いた咳
- 徐々に重くなる咳
- 頻度も増える
スポンサーリンク