ワイドスクランブル3月11日リアル深夜食堂シベールの人情


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野毛のリアル深夜食堂

午前1時にオープンする深夜食堂シベール

レポーターを務めるのは井筒和幸監督。

井筒和幸監督が注文したのは冷やし中華900円

冷やし中華にトッピングするハムやキュウリは
サラダでも使用する。

食材のロスを防ぎ、一挙両得と考えたシェフが
冷やし中華の通年営業を始めたという訳。

冷やし中華の次に出てきたのはオーブンで焼かれた
フレンチの定番、深夜にまさかのエスカルゴ1200円

バターとニンニク、レモンで味つけ。

パセリを加えて頂く。

更にもう一品はシベール屈指の人気メニュー。

かにのクレープ包みグラタン1400円

たっぷりのカニの身と
きくらげを柔らかいクレープで包み込み
チーズをたっぷりとかけて
オーブンで焼き上げた一品。

香ばしいカニのうまみと
とろりととろけたチーズが
絶妙な味わいを醸し出す。

パンにのせていただくと
これまた違ったあじわい。

他にもオニオングラタンスープ700円など
本格メニューの数々。

深夜営業とは思えないメニューの豊富さです。

68歳のシェフが切り盛りする深夜食堂シベール

深夜食堂としての歴史は古い。

 それは28年前にさかのぼる。

自分がコックの見習いをやっていた時
やっと24時間営業の牛丼屋ができた時代。

自分もお酒が好きだし食べたいから
深夜まで働く人の受け皿になろうと思って
この深夜食堂シベールを始めた。

同業の洋食狐狸庵店主 白石功さんとの共同仕入れ

小さい店が白石功さんの店を通して
まとめて発注する。

こうやって小口注文を大口化することで
仕入の原価を抑える工夫をしている。

マスターの日課

日報を書く事。

時間帯別に来店した顧客の名前、人数、
好きなもの、嫌いなものの嗜好などを記録。

28年間欠かさず記してきた日報。

そこに記された些細な会話や出来事が店の歴史となっている。

常連客は200人。

長年やっていると
最初のお客さんの息子とか娘さんが
また常連となってきてくれる。

そんな人達のためにも
なかなかやめられないと笑う河合シェフ。

沢山の人を料理を通じて
笑顔にしてきた人の笑顔。

丁寧な仕事の先には
必ず人を幸せにする笑顔がある。

そんな人の気持を

再確認させてくれた深夜食堂シベールでした。

シベール

横浜市中区宮川町1-2-10

住所/横浜市中区宮川町1-2-10
電話/なし
営業時間/午前1時~午前8時
定休日/水曜・日曜

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