王様のブランチ紹介図書は柚木麻子のナイルパーチの女子会


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4月25日の王様のブランチ、紹介図書。

早稲田大学准教授市川真人がナビゲーター。

紹介するのは柚木麻子著。

ナイルパーチの女子会

今週の文芸書ランキング8位。

作家柚木麻子33歳。

代表作は「ランチのアッコちゃん」

「本屋さんのダイアナ」など。

女性同士の複雑な関係性を描いている。

ナイルパーチの女子会」で描かれているのは、
今回は友情から生まれた”悲劇”。

ナイルパーチとは?

聞きなれない言葉。

ナイルパーチ

これはスズキ目アカメ科の淡水魚。

生態系を壊すほどの凶暴性を持つ。

水の中で光る鱗は鎧のよう。

飛び出た目玉は獲物を狙っているようだ。

これだけで本作の怖さが予想できる。

柚木麻子は可愛そう魚でもあると言う。

それが人間社会にも当てはまる。

人間だってもがいて競争している。

「真面目な人ほど戦ってしまう」

そこから生まれる悲劇を描いている。

同期作家の感想は?

「何者」の朝井リョウ。

「ふがいない僕は空を見た」の窪美澄。

二人は柚木麻子と同期。

読後感想はどうだったのか?

「やっと本気を出したな」

今までは力を出しきっていなかった。

ナイルパーチの女子会」への期待が高まる。

違う環境の二人の主人公

主人公・志村栄利子30歳。

大手商社のキャリアウーマン。

大好きなブログがある。

「おひょうのダメ奥さん日記」

このブログが志村栄利子の癒し。

もう一人主人公がいる。

”おひょう”こと丸尾翔子30歳。

ブログの作者で、専業主婦。

二人の共通点は友達がいないこと。

生態系を壊すナイルパーチ。

環境の違う女性二人が出会った。

そのことでバランスが崩れた世界。

柚木麻子もブログ好き

ブログのレシピを見て真似をする柚木麻子。

読み続けるとその人のクセとかが見える。

ストーカーになる気はないのに、
間違われる可能性はある。

ストーカーに間違われたことから、
ストーカーにっぽくなってしまった悲劇。

それを描いたのが「ナイルパーチの女子会

ボタンの掛け違いから悲劇が生まれる

偶然にも近所に住んでいた二人。

「ブログの大ファンです」

二人は親しくなっていく。

そんなある日。

翔子の家の前で栄利子が立っている。

数日間ブログを更新してなかった翔子。

栄利子は眠れないほど心配。

ブログの写真で翔子の家は特定できた。

「自宅の場所は教えていない」

翔子にとっては驚きだった。

住所を教えた覚えはない。

それに、たった三回会っただけなのに・・・。

友達作りが下手な人の特徴

柚木麻子は友達が少ないと言う人たちに会った。

そこで感じたことがある。

友達作りが下手な人はすごく真面目な人が多い。

これだけしてあげたいという思いが強い。

友達との理想の関係のイメージがちゃんとある。

真面目で嘘がつけない人が多い。

真面目でもいい。

自分を許したり、他人を許すこと。

違う価値観を受け入れること。

そういう事を知ってほしい。

柚木麻子にとっての友達とは

友達には歩み寄ることが大事。

会えなくても心配する。

あえなくても、その人の事を考える。

それが重要。

通りすがりに言葉を交わした人。

そういう人も友達なのでは?

どんな出会いも大切にした。

「ランチのアッコちゃん」もおススメ

柚木麻子からのエール。

人を競わせるルールから背を向けてほしい。

そこから出会える本当の友達。

それを大事にしてほしい。

ナイルパーチの女子会」。

残念ながら楽しい気持ちにはなれない本。

楽しい気持ちになりたい人には、
「ランチのアッコちゃん」がおススメです!

よろしく!

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