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4月19日のサンデーモーニング。
千葉県の荒居農園からの中継。
きれいな真っ赤なイチゴのハウス。
しかし、メインはイチゴではない。
葉についているテントウムシ。
イチゴの天敵、アブラムシ
多くの植物に付くアブラムシ。
植物に流れている液を吸い取ってしまう。
植物は生気を抜き取られ、枯れていく。
これを退治するには薬もある。
しかし、アブラムシには天敵がいる。
それがテントウムシ。
テントウムシでも肉食系。
ナナホシテントウとナミテントウ。
テントウムシは空を飛ぶ
テントウムシはアブラムシを食べてくれる。
常にテントウムシがいてくれればいい。
しかし、テントウムシだって動きたい。
背中には羽が付いているのだ。
好きなときに、好きな所へ飛んでいける。
でも、農家としてはずっと滞在してほしい。
どうしたらいいのか?
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飛べないテントウムシ
テントウムシが飛ばなければいい。
そう発想した人がいる。
千葉県立成田西陵高校
地域生物研究部の生徒たち。
初め遺伝子操作かと思った。
しかし、ある意味単純。
接着剤で羽を動かないようにする。
掃除機の吸い込み口に網を付ける。
その上でテントウムシを集めて動きを止める。
そして接着剤を羽に落とす。
接着剤は剥がれる
テントウムシの羽を固定した接着剤。
これは2か月ほどで剥がれるらしい。
だから2か月間だけテントウムシは拘束される。
でも、やはり切なくなる。
きっと羽を開こうとしているはず。
しかし、テントウムシのおかげでアブラムシを駆除。
農薬を使わないので、人間には優しい。
しかし、テントウムシの成虫の寿命は
約2か月から1年。
接着剤が取れたときのテントウムシはどうなるのか。
その後の寿命はあるのか?
鎖に縛られた人間が再び自由となっても
歩くことはできないと同様。
接着剤が取れた後のテントウムシは?
飛べないのではないか?
テントウムシをとるのか、人間をとるのか。
悩みはつきない。
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