ブラタモリ7月4日奈良後編大仏殿修復の価値判断は三百年後


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7月4日放送のブラタモリ。

今回は奈良。

お題は「観光地・奈良はどう守られたのか」

奈良と言えば鹿

地方によっては邪魔者扱いされるシカ。

奈良では神の使い。

1100頭が天然記念物。

とっても大事にされている。

奈良の鹿愛護会の石川周さん。

ホルンでシカを呼ぶ。

初めは反応がないシカたち。

しかし、しばらくすると鹿が走ってきた。

これが名物「鹿寄せ」。

明治24年シカに餌付けするために使用。

今では観光の為に使っている。

タモリも餌付けに挑戦

鹿せんべいが大好きなシカたち。

タモリもおねだりされる。

体をぶつけてアピールするシカ。

ちょっと怖い。

次から次へと来るシカたち。

最後には手のひらを見せるタモリ。

これでもうエサがないことを示す。

奈良では天然記念物のシカを保護している。

鹿せんべいの売り上げもシカの為に使われている。

東大寺の修復の痕を発見!

東大寺の南大門の前。

東大寺は奈良時代に建立されたもの。

しかし、南大門は台風のため倒壊。

再建したのは鎌倉時代。

東大寺も2度焼失している。

1度目は1180年。

2度目は1567年。

その度に修復を重ねてきた。

奈良の大仏は最初は野ざらしだった!

大仏は120年間、野ざらしだった。

大仏殿が再建されたのは江戸時代。

大仏殿の高さは約48m。

乗せている瓦の数は約11万枚。

重さは1500トン。

この重さをどう支えているのか?

大仏を守る柱と梁

大仏殿に入ったタモリ。

柱が違うことに気づいた。

柱は修復後のもの。

建物を支えることのできる大きな木がなかった。

中に芯となる柱を置き、その周りを木で覆った。

それで太い柱を作った。

これで縦の補強は出来た。

横の補強のためには大きな梁が必要。

梁は天井の向こうにある。

太さ1.4m、長さ23mの松が梁になっている。

人々が待ち望んだ大仏殿

大仏殿を支える梁、大虹梁(だいこうりょう)。

宮崎産の松を使用している。

奈良までの距離を運んだとは大がかり。

多くの寄付を募った。

寄付ができない人は「寄進引き」を行う。

自ら丸太を引くのだ。

当時の絵がある。

丸太を引く人々の顔は笑顔だ。

喜んで引いている。

まるでお祭り騒ぎ。

大仏の再建を誰もが待ち望んでいた。

大虹梁まで続く階段

大仏殿の中には大虹梁までの階段がある。

特別な許可をもらって階段を上ることができる。

どうかタモリに上ってほしい。

しかし、高所恐怖症のタモリ。

いくら貴重なものが見れてもそれはご勘弁。

それを察知していたのか。

既に上ってVTRに撮ってくれていた。

タモリにとってはありがたい話。

長く、急な階段をロープを使って上る。

そして、天井を開ける。

そして、更に更に上へと上って行く。

奈良の大仏は鉄骨で守られていた

大仏殿の急な階段を次々と上る。

上は木組みが入り組んでいる。

そしてありました大仏殿を支える大虹梁。

この大虹梁、鉄骨で補強している。

補強したのは明治。

瓦の重さで屋根が波打っていた。

イギリスから輸入した鉄骨トラスで補強。

文化財の補修に初めて使われた鉄骨トラス。

大仏自体にも修復の痕

台座の上に特別に上るタモリ。

近くで見ると修復の痕が見える。

ハスの花びらの上に座っている大仏。

絵が掘っている所と絵がないところがある。

絵が彫ってあるのは奈良時代のもの。

絵がないところは修復した痕。

大仏様の胸の辺りにも戦国時代の修復の痕。

時代を受け継いで大仏様を守ってきた。

大仏修復の立役者とは?

灯篭に葵の御紋が描かれている。

実は大仏殿修復の立役者は5代将軍・綱吉。

徳川幕府に守られた東大寺の大仏。

しかし、資金はそれでも不足。

大仏殿は創建当初よりも小さくなってしまった。

現在修復中の長福寺

タモリは生駒市の住宅街へ移動。

訪れたのは鎌倉時代に建てられた長福寺。

現在、本堂が修復中。

2016年秋に完成予定。

解体して組み立て直している最中。

特別に修復中の屋根を見せてもらう。

材木には”明治38年”と書かれたものがある。

明治時代に修復されているのだ。

何も書かれていないのは鎌倉時代。

文字以外にも材の年代を見分ける方法がある。

それは木目。

年輪の幅が狭いのが鎌倉時代。

年輪の幅が広いのが明治時代。

鎌倉時代の方がいい材木を使っていたのだ。

瓦の良しあしは音で判断

瓦も全て外し、1枚1枚調査。

そして番号を振ってある。

その番号でどこに使用するものかがわかる。

瓦を調査する時使用するのがハンマー。

瓦を叩いた時の音が鈍かったらダメ。

内部が傷んでいる証拠。

その瓦は使えない。

タモリが宮大工になる?!

奈良には公務員の宮大工がいる。

カンナをかけてみせてくれた。

薄いカツオ節のようなカンナのくず。

美しい。

キレイにカンナをかけた材木は水にも強い。

タモリもカンナをかけさせてもらう。

しかし、抑え具合が難しい。

もう1度カンナをかけるタモリ。 

さっきよりは上手くできた。

カンナ掛けは難しい。

しかもかなり体力使うことがわかった。

タモリは本堂の組み立て作業も体験。

宮大工と息を合わせて木を組む。

見事組み合わせたのでそのまま使用。

300年後に判断される修復

今回の修復には最新技術が使われている。

柱に付けられた金具。

これは制振ダンパー。

揺れを防ぐために使用。

なるべく創建当初のものを使う。

これが修復の基本。

制振ダンパーのために柱に穴を開けてしまった。

葛藤はあったが採用。

次の修復は300年後。

その時にどう判断されるだろうか。

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