カンブリア宮殿8月27日西川産業の挑戦は眠りの相談所で地域密着!


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8月27日放送のカンブリア宮殿。

449年の歴史を持つ西川産業

有名な寝具メーカー。

そのルーツは行商だった!

1566年創業の西川産業

来年で創業450年を迎える西川産業

初代は西川仁右衛門。

近江で行商を始めた。

2代目が江戸に進出。

近江蚊帳を販売した。

蚊帳を萌黄色に染めて朱色の縁を付けた。

これが爆発的に売れた。

11代目は布団の販売を開始した。

それまでは布団は各家庭で作っていた。

西川産業はお客のニーズに応える。

西川産業の社長は婿養子

現在の社長は西川八一行(やすゆき)さん。

もとは銀行マン。

NYの世界貿易センタービルに勤務。

1993年地下爆破テロの時ビルの中にいた。

3時間かけてようやく脱出。

「もっとやるべきことがある」と感じた。

その後西川産業の会長の姪と結婚。

38歳で社長に任命された。

西川産業へ新しい風を

西川八一行さんが社長に就任した頃。

西川産業は末期がん状態。

このままでは消滅し兼ねない。

当時の購買層の年齢は高め。

もっと幅広い年齢をターゲットにしたい。

そこで考えたがAiR(エアー)。

点で体を支えるAiR(エアー)

良い眠りが毎日に元気を与える。

西川産業が考えたAiR(エアー)。

黒字に赤い突起が1800個。

これで腰の負担を分散させる。

お値段は高めで約8万円。

しかし、横たわるとその良さがわかる。

女子サッカーの宮間あやも愛用。

靴の裏がヒントで生まれたAiR(エアー)

AiR(エアー)の開発は簡単ではなかった。

AiR(エアー)の前の敷圧式布団は地味だった。

これでは若い人に買ってもらえない。

ある日西川社長がジョギング中に気づいた。

前の人の靴の裏が目立つ。

普段見えない靴の裏がとてもカラフルだった。

「これだ!」

派手な色のマットレスにしよう。

しかし社員たちは猛反対。

どうせシーツで隠れる。

濃い色とかコントラストの強い色は売れない。

心が折れそうだった西川社長に勇気を与えたもの。

それは2代目が作った近江蚊帳。

革新の連続が歴史を創る。

三方よしが西川産業の原点

AiR(エアー)の開発を社員に説得するのに1年かかった。

今までの仕事を否定されているように取られていた。

西川八一行さんはどのように説得したのか。

「我々は行商ですよね・・・」

西川産業のルーツは近江商人。

売り手、買い手、世間の三方よしがモットー。

消費者重視の姿勢を大事にしようと訴えた。

2代目の近江蚊帳。

11代目のふとん。

ニーズのある所にニーズのあるものを持っていく。

サービス商品を提案するのが大事。

B to Bからの脱出

どうしたら質のいい睡眠がとれるのか。

店舗改革にも力を入れる西川産業

ピローウィーカフェは枕の売り場。

後頭部の形を計測し、その場で枕作り。

7種類の素材から選ぶことができる。

お値段は10584円~。

チェーン店「わたしの眠り」

西川産業の商品を扱う街のふとん屋さん。

以前のように布団は売れない。

販売だけでなくサービスをすることを提案した。

資格制度を導入。

ふとんのリフォームもする羽毛ふとん診断士。

寝方を指導するスリープマスター。

寝具を販売するだけでなくコミュニティを作る。

地域を結ぶ場所にするのが狙い。

睡眠にいいものを集めた「ネムリウム」

眠る前にリラックスするためのハーブティ。

アロマ、CDなど眠るためのグッズがいっぱい。

革新の連続が伝統

38歳で西川甚五郎会長に社長を任命された西川八一行さん。

その時に言われた言葉。

「革新の連続が伝統だ」

意味を考えた。

大事なのは何を残すのか。

そして、何を変えるのか。

時代にあわせた取捨選択を続ける西川産業

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