スタジオパーク滝藤賢一の役作りと師匠・仲代達矢との共演!


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2015年10月31日の土曜スタジオパーク。

ゲストは俳優の滝藤賢一

現在、ドラマ「破裂」に出演中。

ストイックな役作りについて語る。

無名塾で下積み時代

仲代達矢が主催する無名塾。

俳優を志すものの修行の場。

滝藤賢一は21歳から10年間在籍。

同期にはアカデミー賞女優の真木よう子。

真木よう子は早いうちにヒロインに抜擢。

しかし、滝藤賢一は3日に1回セリフを言うだけ。

下積み生活は長かった。

無名塾で学んだこと

滝藤賢一の偉大なる師匠、仲代達矢。

10年間学び続けた。

「アンテナを張れ!」

「行間を読め!」

最初の3年間は人になるための勉強。

ちゃんとした日本語の話し方。

ちゃんとした歩き方。

それが芝居の基本になる。

台本を可愛がる滝藤賢一

ドラマ「破壊」の台本。

表紙にグレーの文字がびっしり書かれている。

これは滝藤賢一が書いたもの。

主役・香村(椎名桔平)の人物について書いたもの。

裏表紙にも書き込みがある。

こちらは滝藤賢一が佐久間を演じる上での注意点。

台本の裏表紙の内側にも文字

「セリフの言い方、表情でおかしさ表現するのではなく
立ち位置、居方、距離感、動作、間、リズム、呼吸で
マキャベリ感、怪物を表現しろ」

自分で書いた文章に感心する滝藤賢一

自分が書いたこと忘れているのかも。

台本の中にもびっしり文字が書かれている。

それは読み返すためではない。

読みながら確認するため。

これが滝藤賢一の台本の可愛がり方。

監督に台本を見せるそうだ。

これだけ役作りやってますとパフォーマンス?!

佐久間役への滝藤賢一の想い

滝藤賢一が演じる官僚・佐久間。

高年齢化した日本を打開するため秘策を講じる。

それは人間としてはどうなのか?

疑問を投じたくなる人物。

撮影現場で監督と打ち合わせする滝藤賢一

佐久間の心理状態を確認。

どんな動きで表現するか考える。

本番直前まで考える滝藤賢一

この仕事には正解がない。

やっぱり反省ばかりだと言う滝藤賢一

奇をてらった演技はしたくない

1シーン1シーン監督と話し合う。

目的をもって何をしたいのかを考える。

監督と意見が違うこともある。

でも監督は折れない。

やはり作品は監督のもの。

監督の信念がある。

自分の考えは微々たるものだと話す。

脚本を読んで作り上げた役。

しかし、現場で覆されることもある。

メイクや衣装、現場の雰囲気。

そして一番影響を受けるのは相手役。

「普通にはやりたくない
でも奇をてらったこともやりたくない
ぎりぎりのラインを狙いたかった」

奇をてらい過ぎると椎名桔平の芝居と合わなくなる。

椎名桔平はすごく香村だった。

それを壊すことはできない。

師匠・仲代達矢との共演

下積み時代を過ごした無名塾。

師匠のいる場所は近寄りがたい。

滝藤賢一にとって仲代達矢は特別な存在。

その仲代達矢とドラマ「破裂」で共演。

仲代達矢を追い詰めるシーン。

滝藤賢一が一方的にしゃべらないといけない。

余計な緊張があった。

役のこともあったが、師匠を説得する役は重かった。

説得力を持たせることに必死だった。

仲代達矢、滝藤賢一を語る

現場でも師匠には近寄れない滝藤賢一

師匠から離れた場所にいる。

演技について良かったとは言われないと言う。

ただ演技についてアドバイスを受けたことがある。

「そういう方法もあるけどこういう方法もある」

師匠には逆らわない。

すぐやり方を変えたし、本当にその方が良かった。

一緒にいると蛇に睨まれた蛙になる滝藤賢一

違う番組で仲代達矢は滝藤賢一について語っている。

「演技が上手くなった」

しかし、「役者としてはまだまだ」とも言う。

滝藤賢一の修行はまだ続いている。

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