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2015年12月16日放送。
「油井宇宙飛行士の142日」
日本の10人目の宇宙飛行士。
油井亀美也さん。
ISS宇宙ステーションで142日間過ごした。
空へ憧れる想い
長野にある油井亀美也さんの実家。
油井亀美也さんの寝室には大きな望遠鏡。
小さい頃から空が大好きだった。
いつか星に名前を付けたい。
そんな油井亀美也少年。
レタス農家の後継ぎにならずに航空自衛隊へ。
少しでも空のある方に気持ちが向かっていた。
宇宙飛行士への狭き門
2008年、宇宙飛行士候補生が募集された。
10年ぶりの募集だった。
1年越しの試験を受けるために集まった人たち。
963人。
油井亀美也さんもその一人。
最終候補の10人に選ばれた。
宇宙兄弟のように
閉鎖環境試験。
ISSと同じように閉鎖された環境で過ごす。
期間は1週間。
忍耐力、チームワーク、リーダーシップを審査。
コミック”宇宙兄弟”を思い出す。
作品の中で候補生たちは審査側から試される。
狭い空間で疑心暗鬼になる。
自分が選ばれるためだけを考えようとする。
でも主人公は人と人を繋ごうとする。
”宇宙の話をしよう”
宇宙が好きで集まった人々。
気持ちが一つになれた。
現実の閉鎖環境試験。
油井亀美也さんはまとめ役になっていた。
そして、試験最終日。
最後のミッションは折り鶴
一人100羽を作って、千羽鶴を完成させる。
それが最終日のミッション。
しかし油井亀美也さんは折り鶴は苦手。
人生で3回目の折り鶴。
思うように作れなかった。
それを他の候補生が手伝ってくれた。
ライバルではなく仲間となった10人。
宇宙飛行士は未来を切り拓く探求者
試験を終えた候補生たち。
首に下げていたも。
それは試験で作った折り鶴。
それには”FX10”と書かれていた。
Future Explorer。
未来を切り拓く探求者、10人。
最終的に宇宙飛行士候補生に選ばれた人たち。
油井亀美也さんを含めて3人。
地上で応援する人々
油井亀美也さんが宇宙に持っていったもの。
その一つが折り鶴。
同じように折り鶴を持っている人たち。
宇宙飛行士になりたかった仲間たち。
夜空に見えるオレンジ色のISSを指さす。
あそこに油井亀美也さんがいる。
「油井さ~ん」
聞こえなくても声を掛ける。
見えなくても手を振る。
気持ちは一つだから。
宇宙飛行士は一人では何もできない
「同じ訓練を受けていれば同じ成果があった」
他の候補生でも同じようにできたはず。
だから「油井が行ってよかった」と思われたい。
帰って仲間に会うのを楽しみにしている。
「宇宙飛行士は一人では何もできない」
宇宙飛行士を支える多くのスタッフ。
応援してくれる仲間たち。
感謝と思いやりを忘れない油井亀美也さん。
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