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2015年12月14日のyouは何しに日本へ。
成田国際空港に現れた長身のyou。
アメリカから来たyouは弓道の達人。
日本に昇段審査を受けに来ていた。
綺麗だから弓道が好きになった
アメリカ出身アーロンさん、64歳。
現在は運送会社勤務。
40年前は福岡で英語の教師。
そして、弓道に出会った。
弓道の美しさに魅了されたyou。
6段教士の腕前。
7段への昇段審査を受けに日本に来た。
7段への狭き門
弓道の昇段審査は日本でのみ開催。
お金と時間がないとできない。
弓道youアーロンの7段昇段審査は今回で7回目。
昨年は受審者1548人。
そのうち合格者16人。
合格率は約1%。
なかなか合格できない。
でも、今度こそは・・・。
昇段審査2日前
審査の2日前。
福岡のとあるマンション。
ここにyouが滞在している。
部屋の持ち主は梶原亮一さん43歳。
父親が弓道youアーロンさんの元同僚。
大分で暮らしている父親の代わり。
部屋を提供してくれている。
大きな体には大きな弓
弓道youアーロンに弓を見せてもらう。
これは四寸伸。
通常は約221センチの弓。
弓道youアーロンの弓は、約233㎝。
普通よりも4寸(約12センチ)長い。
腕が長い人が短い弓を引くとする。
しなり過ぎて折れやすくなる。
弓は体型に合わせたものを使うこと。
身長183㎝の弓道youアーロンには大きな弓が必要。
審査は入場から退場まで
昇段審査の会場である福岡武道館。
福岡で最大級の弓道場。
弓道衣に着替えた弓道youアーロンが現れた。
弓と矢を持っている。
道場に入る時は”執弓の姿勢”
姿勢が悪いと即失格になることも。
右手に矢、左手に弓。
矢が弓先にいくように持つ。
弓と矢は同じ角度になるようにする。
ここがポイント。
正面から見ると細長い逆三角形。
隙のない姿勢を取る。
行謝(ぎょうしゃ)の基礎姿勢
左の弓は体の手前で斜めに持つ。
それと直角になるように右手に持つ弓。
すべての動作が審査の対象になる。
弓道youアーロンも気が抜けない。
1週間ぶりの行謝ぎょうしゃ
弓を引いて打つ。
28m先にある直径36センチの的を狙う。
本番では2射打つ。
1本でも外すと合格する可能性はかなり低い。
この日の弓道youアーロン。
全然当たらない。
アメリカでは毎日練習していた。
昨日が1週間ぶりの練習したところ。
調子が戻っていない。
you久留米で弓を買う!?
アメリカで弓道の先生をしている弓道youアーロン。
弓はアメリカには売っていない。
日本に来た時に弓を買う。
久留米の”しらみず弓道具店”。
ずらりと並んだ弓、弓、弓。
帰国してから使う弓を選ぶ。
しなり具合を見る弓道youアーロン。
「何キロですか?」
弓の強さを計測した値を聞いている。
一般男性の目安は16キロ。
体力のある弓道youアーロンは20キロがほしい。
吟翠って何?
弓を物色する弓道youアーロン。
店主が説明。
「永野一翠の上です」。
「吟翠?」
二人の会話の意味が素人にはわからない。
”永野一翠”とは人の名前。
75歳の弓師。
全国の弓道家から人気の高い弓職人。
”四宝竹 吟翠”
極上の素材を使用した最高品質の弓。
20万円以上で販売される。
高い!
「あ~怒られちゃう」
弓道youアーロンはこの日は買いませんでした。
昇段審査の当日
前日の練習は高調。
ほぼ真ん中に矢が的中。
この調子でなんとか昇段してほしい。
昇段審査は一次審査と二次審査がある。
一次審査を通過しないと二次審査に行けない。
張り詰めた空気。
一人だけの弓道youアーロン。
背が高いので目立つ。
執弓の姿勢はOK。
1本目、みごと的中!
弓道youアーロンの審査番号47番の横に○が付いた。
そして、2本目。
的を外れた~!
弓道は自分との戦い
一次審査の発表。
選ばれたのは6人だけ。
弓道youアーロンの番号はなかった。
「弓道には相手がいない」
負けた理由が付けられないと言う。
来年8回目に挑戦する弓道youアーロン。
七転び八起きって言うからね。
八は縁起がいいですよ。
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