王様のブランチ芥川賞本谷有希子の傑作異類婚姻譚を紹介!


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2016年1月23日の王様のブランチ。

第154回芥川賞受賞作品を紹介。

「異類婚姻譚」

結婚4年目の専業主婦が主人公。

著者は本谷有希子(もとやゆきこ)。

ノミネート4回目で芥川賞受賞。

作品に込めた思いとは何なのか。

本谷有希子史上最高傑作

小説家で劇作家で、女優もやって声優でもある。

本谷有希子、36歳。

「異類婚姻譚」は妊娠中に書いた作品。

娘と今作は関係していると感じている。

自分ではコントロールできないもの。

それに突き動かされたいと思って書いている本谷。

「異類婚姻譚」は納得いっている作品。

他人同士で成り立つ夫婦の不思議を描いた。

夫婦は似ていくもの

主人公は専業主婦のサンちゃん。

旦那は家ではゴロゴロ。

それでもお互い居心地は良かった。

しかし、ある時サンちゃんは感じた。

自分の顔が旦那とそっくり。

輪郭がまじりあっている。

夫婦の関係に疑問を感じ始めた。

本谷有希子の実体験

自分の考えや意見を持っている方だと思っていた。

そんな本谷有希子が結婚。

結婚して、疑問を持つようになった。

これってどっちの考えだっけ?

「頭は別々なのに気づくと胴体がくっついている感覚に陥る」

似たもの夫婦って言葉がある。

初めから似ていたのではない。

似ていくのである。

「一方で混ざりあわない部分も根強く残っている」

でも、やはり別人格。

本谷有希子は肌でそれを感じた。

それが「異類婚姻譚」を作った。

「異類婚姻譚」の結末とは?

旦那との顔の区別がつかなくなったサンちゃん。

怠け者だった旦那は主婦業に専念。

サンチャンに楽をさせようとする。

そして見分けがつかなくなった時。

物語に訪れる終わりとは?

本谷有希子は話す。

「旦那のようなものと平気で暮らせるツラの皮の厚さ、怖さがある」

同化していく妻と夫に待ち受けているものは何か。

谷原章介が話す夫婦の在り方

谷原章介のブックマークを紹介。

「自分だけ、俺に食べさせていたと思ってたんでしょ。」

「異類婚姻譚」には気になる言葉は多い。

その中で谷原章介が選んだ言葉。

”ご飯を食べさせていた”ってことではない。

相手の考えか、自分の考えかわからなくなる。

自分だけが旦那に合わせていたと思っていた主人公。

それが”自分を食べさせていた”ってこと。

でも実はやっているのではく、やらせてもらっていること。

やってもらっていることは見えない。

やってあげたことばかりが残る。

夫婦の関係の現実を表している言葉だと話す。

さすが谷原章介!

夫婦円満の秘訣を見せてもらった感じがした。

結婚で柔らかくなった本谷有希子

「似ているけど違うと感じる瞬間に違うと感じる美しさがある」

文芸評論家の市川真人先生は話す。

結婚を否定する作品ではない。

結婚することで奇妙な感覚の物語。

結婚によって本谷有希子にも変化が起きているようだ。

顔つきが柔らかくなってきた。

アナウンサーの国山ハセンは一緒に仕事したことがある。

嫌われていた?と思えるくらい厳しかった本谷有希子。

それが変わったようだ。

相手を受け入れるようになったのではと話す。

本谷有希子も結婚でセロトニンが増えたタイプなのかも。

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