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2016年2月8日のyouは何しに日本へ。
2015年成田空港。
スタッフが密着したyouたち。
世界一を目指すラジコン親子youだった。
2015年IFMAR電動オフロード世界選手権
ラジコンの世界一を決める大会。
2年に1回行われる。
日本での開催は8年ぶり。
27か国から150人が参加。
マチュー14歳はフランスの王者。
今大会、初参加。
セバスチャン45歳はマチューを支えるエンジニア。
ラジコンパーツのデザイナーなのだ。
ラジコンが繋げる絆
マチューが2歳の時、両親が離婚。
母親と暮らすようになったマチュー。
4年前にラジコンをやりたいと言った。
ラジコンの練習と大会は父と一緒。
離婚の原因はラジコン。
ラジコンに熱中し過ぎて別れた父と母。
そのラジコンが息子と父親を繋いでいる。
なんとも不思議。
youだらけの世界大会
茨城県つくば市。
谷田部アリーナはyouだらけ。
ここはラジコンカー専用サーキット。
ここでラジコンの世界一が決まる。
この中にはプロレーサーもいる。
ラジコンにプロがいるとは。
奥が深い。
マチューたちも準備を始める。
「これ直して」
マチューが父親に渡した部品。
あっという間に直す父親。
「俺を誰だと思っているんだ」
走行テストで空回りするマチュー
走行テスト前。
コースを見ながらマチューにアドバイスする父。
「急な坂の手前ではブレーキをかける」
しかし何度もクラッシュするマチューのラジコン。
クルクルと回って転倒。
出来は良くなかった。
不満げに下を向くマチュー。
父親のアドバイスを聞いてなかった。
運転には自信があった。
父親の言葉を素直に聞けない14歳。
「全部自分でわかっているはず」
父親は息子の力を信じていた。
予選開始
予選ルール。
5レース行い成績のいい3レースで順位を決める。
予選1レース目。
マチューの車は調子がいい。
まるで空を飛んでいるみたいに走る。
次々と抜き出した。
グループの中では1位。
「すごくいいレースだったと喜ぶ父」
総合で49位。
「お父さんのおかげでどうやればいいのか分かったよ」
焦ってはダメ
カーペットのサーキット。
レース中に車はクラッシュしたり、脱線する。
そんな時近くのスタッフがコースに戻す。
マチューの車も転倒。
すぐ戻さないといけない場面。
後続車がいるのですぐ起こしてもらえない。
49位から63位へ。
大きく後退。
「もうやだ やりたくない」
また子供のマチューが出てきた。
落ち込むマチューに父親が言う。
「車の調子はいい、イライラするのがダメなんだ」
その後の予選レース。
マチューの調子は上がらないまま。
予選結果64位。
ラジコンバカ三代
落ち込んで半分泣きべそのマチュー。
「この大会に出ることでもすごいこと」
慰める父親。
マチューも本当は分かっている。
「イライラせずにやらなきゃ」
まだまだ下手だから上手くなりたい。
「お父さんを抜きたい」
父親は過去4回フランスでチャンピオン。
父親の背中を追いかけているマチュー。
セバスチャンがラジコンを好きになった理由。
それも自分の父親だった。
ラジコンで繋がっている三代。
ラジコンバカ。
将来の夢は世界チャンピオン
大会最終日。
予選上位から10名ずつレースを組む。
マチューは61位から70位のグループ。
転倒した他のラジコンを上手く交わすマチュー。
レースに集中している。
最終レース終了。
最終順位は63位。
「マチューは俺の誇りだ」
満足げな父親。
マチューの夢は世界チャンピオン。
あと2年後の成長が楽しみです。
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