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2016年4月30日のサワコの朝。
ゲストは女優の岩下志麻。
映画「極道の妻たち」シリーズが代表作。
しかしリアル岩下志麻は違っていた。
岩下志麻はガリ勉だった!
17歳で女優デビューした岩下志麻。
本当はもっとやりたいことがあった。
それは精神科医。
近所に精神を病んでいる人がいた。
人間の精神について興味を持った岩下志麻。
医者になりたくて猛勉強。
問題が解けるのが楽しかった。
しかし勉強し過ぎて原因不明の発熱。
高校1年を留年。
初めての挫折に将来を悲観。
そんな時父親がドラマ出演の話を持ってきた。
それが女優になるきっかけとなった。
小津安二郎監督との出会い
1960年の映画「秋日和」
岩下志麻は小津安二郎監督と出会う。
自然体が大好きな監督。
何度もシーンを撮り直し。
どこが悪いのかわからない岩下志麻。
やっとOKが出た時はホッとするだけ。
結局何が良かったのか不明。
「悲しい時に悲しい顔をするもんじゃない」
人間ってもっと複雑だと言われた岩下志麻。
失恋のシーンは悲しい顔で演技していた。
それからは考えを変えた。
悲しいときに笑ってみたら・・・?
悲しいときに怒ってみたら・・・?
岩下志麻の演技の原点になった。
逆プロポーズ⁈
岩下志麻の夫は映画監督の篠田正浩。
篠田正浩監督の映画「暗殺」に出演。
映画の打ち上げでマンボ―を踊った二人。
結婚願望ゼロだった岩下志麻にある予感が・・・。
「監督と結婚しそうな気がしますよ」
言われた篠田正浩監督は絶句。
席に戻ってしまった。
当時、清順派女優と言われた岩下志麻。
こんな殺し文句で男を口説こうとしているのか。
たいそう驚いてしまった。
しかしその後、外国に旅行に行った篠田正浩監督。
お土産にハンドバッグを買ってくれた。
それから正式にお付き合い。
岩下志麻が26歳で結婚に至ったのです。
女優を続けると決めた映画
結婚後、娘を出産した岩下志麻。
女優業も続けていた。
母親が出かけるのは当たり前。
小さな娘は泣きつくことはなかった。
でも、これでいいのかと悩んでいた。
篠田正浩監督の映画「はなれ瞽女おりん」
主演の岩下志麻は当時36歳。
半年間に88か所のロケ。
長い期間、娘と離れ離れに。
映画は高評価。
岩下志麻は第1回日本アカデミー賞主演女優賞。
女優岩下志麻の背中を押してくれた作品。
女優を続ける決意ができた。
岩下志麻はのんびり屋さん
映画「極道の妻たち」のイメージが強い岩下志麻。
実生活で怒ることがほとんどない。
クールじゃなくてドジでおっちょこちょいと自己評価。
近眼で失敗することも多い。
バナナを黄色いおしぼりと間違えたり、
パトカーをタクシーと間違えて停めてしまったり。
反対に夫の篠田正浩はドせっかち。
出かける時は最低20分は待たせてしまう岩下志麻。
新婚時はそれでケンカ。
怒鳴られることもあった。
しかし極道の妻たち撮影の時は怒鳴られなかった。
やはり怖かったのかも。
篠田正浩を尊敬している岩下志麻。
お互いに歩み寄ってきた。
来年は金婚式を迎える。
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