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7月27日放送のちちんぷいぷい。
野党統一候補の為に立候補を断念した宇都宮健児氏。
具体的な論拠を示し、現在の都知事選への本音を語りました。
- Q 3度目の挑戦を直前に見送り。出ればよかったとか思っていませんか?
- ああいう決断を選対のメンバーと相談して決めましたので、その判断については後悔していません。
- Q ところで今、毎日どうされているんですか?
-
実は選挙事務所はまだ借りた状態でして、そこで集まって選対のメンバーと相談をしたり、それからこれからの活動をどうするかというような相談をしております。
私は過去二回出ましたけど、選挙戦が終った後も、選対は解散しないで都議会の傍聴とか、都政の勉強とか、お隣の韓国のソウルに行って、市政の視察とかそういうことをやってきましたんで、出馬は見送りましたけど、新たな都知事が生まれてからも、都議会をしっかり傍聴して監視をしていく、都政の勉強も続けていこうとみんなで話し合っています。
私の選対のメンバーもいろんな市民運動をやってまして、その市民運動の中で、鳥越さんを支持するグループと私を支持するグループに別れてしまってですね、分裂が広がりそうな状況だったので、そういう状況を考えて、最終的にはみなさんと話し合ったうえで、私自身の判断で、ここは一歩後退二歩前進という運動論がありますから、断腸の思い、苦渋の決断だったんですけど、ああいう判断をさせてもらいました。
その判断については今も全然悔いはありません。
- Q今の選挙戦はどういう風にご覧になってらっしゃいますか?
-
それぞれの候補者のパフォーマンスが報道されていること。
それも主要3候補に限られていること。
選挙公報を読むと、素晴らしい提案をされている人がいるんですね。
そういう候補者同士の政策討論をテレビを通じてやっていただければよかったんじゃないかと。
ただ、それがあまりにも少ないので、悪口の言い合いみたいなパフォーマンスが表に出て、本当に今、都政に何が求められているのか?、それを解決するためにはどうしたらいいのか?そういう議論が足りなくなっているなという印象ですね。
- Q例えば今おっしゃられた中で具体的に目についた政策というものはどういったものだったんですか?
-
それは築地の問題と外環道の問題ですね。
外環道には総額2兆円くらいの予算を使おうとしているんですね。
そのうちの都の負担分が2600億円なので、その2600億円あれば待機児童8000人を受け入れる保育園が作れるんですね。
あるいは4万人近くの高齢者が特別養護老人ホームに入れなくて困っていますが、そういう予算が出てくるんです。
道路建設そのものが、これから人口が少なくなっていく中で本当に必要なのかどうか、もう一回立ち止まって考えていくべきだと思います。
- Q今、東京がこれをやっておかないとえらいことになるというのを2つあげるとしたら?
-
ひとつは子供の貧困問題。
それから急速に進む高齢化対策ですね。
これが重要なんですけど、石原都政あたりから福祉をどんどん削ってきました。
そして東京都と関係のない尖閣諸島の問題にお金を使ったりして。
東京はひとつの自治体であって、自治体が一番にやらなければいけないこと。
それは住民に対する福祉の充実なんですね。
それが石原都政から舛添氏に至る都政はパフォーマンスばかりだった。
結果、高齢化対策も遅れているし、待機児童の問題も遅れている。
教育の問題、若者の雇用対策も遅れている。
非常に豊かな自治体であれば、もっともっとやれたのに、それがやれてこれなかった。
これまでの知事の責任は極めて重いと感じています。
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