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2016年7月15日のNEWS ZERO。
FROM ZEROのコーナー。
エルメスのショーウインドー。
タグ・ホイヤーの時計の針。
デザインした男、佐藤オオキ。
38歳。
デザインの力でスポーツを変える。
早稲田大学ラグビーからのオファー
2015年12月。
佐藤オオキの飛び込んできたオファー。
早稲田大学ラグビー蹴球部から。
トレードマークのエンジと黒のジャージ。
新しいデザインを作ってほしい。
「デザインの力でチームを勝たせてほしい」
デザインで勝つことができるのか?
早稲田大学に優勝を!
五郎丸歩選手も所属していた早稲田大学ラグビー部。
過去15回優勝。
名門である。
しかし、ここ7年間は優勝していない。
日本一になる為のデザインをしてほしい。
佐藤オオキ「1点でも貢献したい」
佐藤オオキはどんなデザインをするのか?
デザイン以外に脳は使わない
6月14日の取材。
佐藤オオキは白シャツに黒ズボン姿。
7月11日の取材。
この日も佐藤オオキは白シャツに黒ズボン。
佐藤オオキの自宅のクローゼット。
至ってシンプル。
同じもので揃えられている。
”デザイン以外に脳を使わない”
これが佐藤オオキの基本。
こういう人意外と多いですよね。
自分に似あうものを心得ている。
無駄なことに労力を使わないんですね。
退屈な日常にアイデアが隠れている
白シャツに黒ズボン。
それが佐藤オオキのユニフォーム。
佐藤オオキの日常もシンプルである。
朝起きて犬を連れて散歩。
同じカフェの同じ椅子に座る。
飲むコーヒーも同じもの
退屈な日常を繰り返す。
そのうちに微妙な差異に気づく。
そこに面白いアイデアのものが隠れている。
微妙な差異に気づくのが天才故なのか。
デザインでチームが強くなる
100件以上のデザイン案を考えた佐藤オオキ。
そこからサンプルが出来た。
色はまだ白黒。
今までは横シマだったユニフォーム。
佐藤オオキのは線が曲がっている。
幅も単一ではない。
胸の部分が強調されている。
胸が張りだしているように見える。
これが佐藤オオキの狙い。
体を大きく魅せて相手を威嚇する。
これならデザインで勝てるかも~。
動いた時にデザインの良さが出る
試作品を選手に来てもらう。
着心地を確認。
佐藤オオキが練習の動作をリクエスト。
選手が走る。
佐藤オオキがそれを追う。
選手がスクラムを組む。
佐藤オオキがかがむ。
つぶさに選手の動きを観察。
「動いた時にデザインの良さが100%出ることが大事」
佐藤オオキの探求は続く。
ユニフォームに籠めた想い
30回以上、微妙な修正を繰り返した。
2016年4月。
佐藤オオキのユニフォームが完成。
体にフィットしたデザイン。
わき腹の部分にあるV字のデザイン。
選手が二人並ぶと早稲田の”W”になる。
一人ではなく複数で完成するデザイン。
個ではなくチームで戦うラグビーを象徴。
更に突き詰めたい佐藤オオキ
2016年5月。
新しいユニフォームで試合する早稲田大学ラグビー部。
佐藤オオキも観戦。
ラグビーの試合を生で見るのは初めて。
最初は楽しそうだった佐藤オオキ。
後半、席を離れた。
選手を観察し始めた。
「背中がもうちょい絞ってる感が出る方がいい」
観客からの見え方が気になっている佐藤オオキ。
デザインの調整を検討している。
完璧になる為に探求する。
頭が下がります。
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