アナザースカイ中園ミホの原点は映画男と女の舞台ドーヴィル


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2016年9月2日放送のアナザースカイ。

旅人は脚本家の中園ミホ。

「やまとなでしこ」などのヒット作を作った。

中園ミホの原点。

それは映画「男と女」だった。

唯一無二の男は息子

息子のススメで引き受けた今回のオファー。

息子と旅したのはフランス北西部、エトルタ。

石灰岩の白い断崖絶壁。

この風景を息子・周作に見せたかった。

中園ミホの人生は出産後に変わった。

「人生のギアがやっとトップに入った」

熱心に仕事をしてヒット作を連発。

作品に対する欲も出るようになった。

息子は「自分を変えてくれた最初で最後の男」

息子・周作に与えられた影響も大きかった。

同じように何かを作る仕事をしたい。

「アナザースカイで連れてくることを目標にしよう」

普段寡黙な息子からの貴重な言葉。

映画「男と女」の街、ドーヴィル

中園ミホが10代の頃に観た映画。

「男と女」

フランスのドーヴィルが舞台。

生まれて初めて触れた大人の世界。

脚本家になったのはこの映画がきっかけかもしれない。

13年前にも雑誌の取材で来ていた。

街雰囲気は変わってしまっいた。

市場でお菓子とワインを試食。

ピュール・ブルビ・チーズを買った。

日本だとめっちゃ高いチーズ。

部屋飲みのお供にする。

変わらないドーヴィルの浜辺

映画「男と女」

男女が抱擁しあうシーン。

ドーヴィルの浜辺がロケ地。

細かい砂と遠浅の浜辺。

13年前に来た時は晩秋。

灰色に見えた。

今回は夏だったのでキラキラしている。

でも、ここは変わっていない。

ここに来るとドキドキする。

映画を観た時もドキドキした。

13年前もドキドキしていた。

ときめきを教えてくれた海。

ホテル・ノルマンディー・バリエール

1912年創業の5つ星ホテル。

ここも映画「男と女」のロケ地。

レストランでデートする名場面。

客のいないレストランでボーイが所在なげに立っている。

「何か頼まないと・・」気にかける女性。

男性がボーイを呼ぶ。

頼んだのは部屋。

子供の時はわからなかった。

大人になって意味がわかった。

素敵な誘い方。

取材の中園ミホ

酒が大好きな中園ミホ。

書くときは飲まない。

でも取材の時は必需品。

コミュニケーションツールとして使う。

酒は本音を引き出してくれる。

取材はじっくり行う。

数か月から1年かけて。

ドラマ「anegoアネゴ」の後。

「職場の花は派遣さんですよ」と聞いた。

派遣さんと話がしたい。

取材してみたが、仕事場の話になると口が堅い。

すごく気になっていた。

毎週、派遣さんと酒を飲むようになった。

数か月後、派遣の一人がセクハラの話をした。

その時いた全員が泣きだした。

みんな辛い思いをしている。

「書かないといけない!」

書いたのが「ハケンの品格」

自分から企画を持ち込んだ作品。

派遣さんたちが普段言えないことをドラマ化。

ルルーシュ監督からのメッセージ

映画「男と女」のルルーシュ監督。

ルルーシュ監督が以前所有していたホテル。

地下にミニシアターがある。

13年前、ここで「男と女」を観るはずだった。

でも、観られなかった。

今回は贅沢に貸切で鑑賞。

そして、中園ミホへの番組からのプレゼント。

ルルーシュ監督からのメッセージ付き。

現在、78歳のルルーシュ監督。

恋愛がいつもテーマ。

歳を重ねることを楽しんでいる。

年齢は生涯ではないと語るルルーシュ監督。

「前よりも人生を楽しみ、人生を前よりも愛することです」

中園ミホへのメッセージ。

これからも書くことを辞めない

ルルーシュ監督の言葉は中園ミホの背中を押した。

年齢を重ねる意味がわかった。

歳を取ると動じなくなってしまう。

しかし、本当の大人は情熱を追い求めるもの。

最近は恋愛ドラマの企画が通らない。

若い人が恋愛をしなくなったからだ。

失恋も怖い。

失敗も怖い。

まだまだ恐れないで冒険をしたい。

恋愛ドラマをもっと書きたい。

人生最高の瞬間はこれから。

中園ミホの次の作品が楽しみである。

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