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2017年1月21日の王様のブランチ。
第156回の直木賞と芥川賞が選ばれた。
芥川賞は山下澄人。
作品は「しんせかい」。
直木賞は恩田陸。
作品は「蜜蜂と遠雷」。
番組は恩田陸のTVインタビューに成功!
音楽を言葉で見事に表現
恩田陸がにノミネートされたのは6回目。
「蜜蜂と遠雷」が選ばれた理由は何か?
選考委員の一人、浅田次郎が語る。
「音楽を言葉で表現することに迫った」
表現するのが難しい音楽。
それを恩田陸は見事に成功した。
ピアノコンクールが舞台
「蜜蜂と遠雷」の舞台。
芳ヶ江国際ピアノコンクール。
世界から集まった天才たちの物語。
優勝候補者。
天才と言われた少女。
楽器店に勤める青年。
無名の新人。
誰がコンクリールで優勝するのか?
誰もが違う音を想像できる
ーなぜ音楽を表現?
恩田陸「文章だと読者の頭の中に音を鳴らせる。
みんな違った音を想像できると思う」
音楽を表現することを難しいと思っていない恩田陸。
それよりも「小説でないとできないこと」と語った。
演奏者で音楽は変わる
ー演奏シーンの表現で苦労したことは?
恩田陸「同じ曲でも演奏者によって音楽は変わる。
読者に感じてもらえるようにすることに苦労」
演奏の違いを表現するのに苦労した恩田陸。
「迷ったら何度も何度も聴いて書いた」
苦労の結果のご褒美が直木賞。
音楽を言葉で表現すると
「蜜蜂と遠雷」。
コンクールでの一次予選の課題曲。
バッハ”平均律クラヴィーア曲集第一巻第一番ハ長調”
無名の新人、風間塵の演奏は、
「まるで雨のしずくがおのれの重みに耐えかねて一粒一粒垂れているような」
優勝候補のマサル・カルロスは、
「一音一音が深く豊かで剥きだしではなくビロードで包んだかのよう」
豊かな表現に脱帽する。
人間同士でインスパイアされる才能
恩田陸のインタビューの最後。
「才能にはいろんな種類の才能がある
人間同士ではないとインスパイアされないものもある。
それを書いてみたいと思っていた」
出来上がった作品が「蜜蜂と遠雷」
漫画のように読める
ブック・コメンテーター市川真人。
音楽の表現が素晴らしいと褒めたたえた。
恩田陸作品の特徴の一つ。
「漫画を読むように読める」
大容量の作品だが、一気に2時間くらいで読めると言う。
でも、ゆっくり丁寧に読んでもいいらしいです。
お好きな速度で読んでほしいですね。
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