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2017年3月23日のクレイジージャーニー。
アドベンチャーレース完結編。
ワールドチャンピオンシップ2016。
オーストラリアで行われた総距離600キロのレース。
リーダー田中正人が率いるイーストウインド。
完走できたのか?
ワールドチャンピオンシップ2016
オーストラリアで行われたアドベンチャーレース。
トレッキング115キロ。
カヤック185キロ。
マウンテンバイク322キロ。
洞窟探索 5キロ。
総距離627キロ。
より早くゴールに着いたチームが優勝。
チームイーストウインド
男女混合4人で1チーム。
99チームが参加した。
日本から参加したチーム・イーストウインド。
リーダーは田中正人。
レース歴10年陽希は日本百名山ひと筆書きでも有名。
小野雅弘は初出場。
紅一点のマチマチは出場3回目。
トラブル続きの3日間
スタートから順調に飛ばすイーストウインド。
3日間でカヤック93キロ、
マウンテンバイク153キロ、
トレッキング52キロ。
途中田中正人のビブゼッケンが紛失。
マチマチはマウンテンバイクで転倒。
あわやリタイヤって感じだった。
陽希はヒルに血を吸われた。
48時間で睡眠はわずか3時間だけ。
99チーム中28位。
イーストウインドは完走できるのか?
オーストラリアの日差しは怖い
3日目、トレッキング45キロ。
目印が無い区間を歩く。
地図を読む力が要求される。
ここで活躍したのは、陽希。
チームと引っ張る。
田中「彼がいるおかげで精神的に楽になる」
しかしオーストラリアの日差しは強かった。
気温30度の中で歩き続けることで体力が奪われる。
陽希の足取りが重くなった。
熱中症ぎみ。
田中正人が陽希の荷物を持つ。
しかし休憩は取らない。
ふらふらの陽希に先を急がせる。
田中正人は鬼軍曹のようにチームを前進させる。
寝てはいけない⁈
ちょうど山に登っている最中だった。
ナビが難しい区間を寄るまでに抜け出したかった。
しかし無情にも日は暮れる。
ジャングルの闇は濃い。
ヘッドライトで照らされる範囲はほんのわずか。
マチマチは疲労困憊。
眠るべきか否か。
歩きながら話あう4人。
田中正人以外は眠りたい。
しかし眠りたいと言えない状態。
それでも多数決が勝った。
テントを張って眠ることに。
では、何時間眠るのか。
マチマチは3時間眠りたいと主張。
田中正人は1時間半と決断し、押しきった。
物理的距離は精神的距離を縮めるのか?
小さなテントで4人で眠る。
狭い空間で体を寄せあう。
田中正人はレース前に言っていた。
「物理的に距離を縮めると精神的距離も縮まる」
しかし1時間半後。
目覚めても4人は無言。
疲れが取れないと気持ちの余裕がなくなるものだ。
お互いに刺激合うことで睡魔を失くす
レース4日目。
田中正人がチームに声をかける。
「眠気のコントロールは自分では無理」
他の人から刺激をもらうのが一番だと語る。
どうしてチーム制なのか。
一人では無理だけどチームだとできるからなのかも。
意識して声を掛け合うようになった4人。
次第に会話が増えた。
チームの雰囲気も明るくなってきた。
ケイビングは怖い
夜の間、原生林を走り続けた。
スタートから68時間。
山場のトレッキングをクリア。
ここで25位。
ちょうど折り返し地点。
次は洞窟探索。
6つの洞窟のうち5つを通過するケイビング。
まず、洞窟を探すことに時間がかかる。
しかし意外なことで見つかった。
前のチームが置いた荷物が目印になった。
入口は小さい。
内部は更に狭い。
身をかがめて入る。
前のチームが更に狭い箇所で前進を躊躇している。
体が大きいので前に進めないのだ。
イーストウインドは前進。
胸と腹もこすりながら進む。
抜け出せなかったらどうするんだ。
恐怖で叫びだしそうなくらい狭い。
なんとか全員がクリア。
その他の洞窟も狭い、怖い、体がこすれて痛い。
5つ洞窟をクリアできた。
楽しいパックラフト
スタートから76時間。
次はパックラフト。
ゴムボートで川下り。
大会ルールで夜に進むのは禁止。
おかげで、やっと眠れる。
疲労困憊だったマチマチ。
田中正人のビブ紛失によるペナルティを心配。
あれは田中正人の責任。
田中正人の悪口で元気になるマチマチ。
翌朝、100キロの川下り。
緩やかなところから急流ポイントまで様々。
ここでチームに笑顔が出る。
なんかいい感じなのだ。
ビブゼッケン発見!
紛失していた田中正人のビブゼッケン。
他のチームが届けてくれていた。
これで安心。
田中正人と一緒に勝ちたい
スタートから110時間。
ラストスパート。
田中正人は、チームワークでのゴールを狙う。
他の3人の胸にある想い。
「田中と一緒に戦いたい」
なんだかんだ言ってもチームを牽引している田中正人。
アドベンチャーレースではレジェンドなのだ。
イーストウインド無事完走!
マウンテンバイク、トレッキング。
最後の力を振り絞ったイーストウインド。
ついにゴール。
121時間38分、22位。
陽希は、反省すべき点は多かったが楽しかったと感想。
田中正人も「自分達の力を100%以上出せた」と喜んだ。
1位とは25時間差。
「今回のレースはアドベンチャー度が低かった」
田中正人の見解。
藪漕ぎで100m前進に1時間かかるエグイコースがなかった。
藪漕ぎがあればもっと上位に行けたかも…。
次のレースは藪漕ぎがあるといいですね。
お疲れ様です。
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