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2017年3月27日のyouは何しに日本へ。
日本の母を訪ねて三千里SP。
成田国際空港で会った三味線youアヤラ。
日本に1か月半滞在予定。
京都で三味線を習うとさ~。
地唄三味線を習うyou
31歳、メキシコ出身。
アヤラ・クリスチン。
youの名刺には”地唄三味線”と書かれている。
地唄三味線とは何ぞや?
津軽三味線はテンポが速い、祭り向けの音楽。
地唄三味線は関西が発祥。
芸者が演奏したりする音楽。
テンポがゆったり~。
江戸時代に一般庶民に普及した音楽。
密着取材できるのか?
2年前に1年間地唄三味線を習った三味線youアヤラ。
お金がなくなったので一度帰国。
貯金してまた習いに来た。
最初弟子にしてとお願いしたら断られた三味線youアヤラ。
3か月間毎日先生に頼み込んだ。
ようやく弟子にしてもらえた。
先生のもとへ歩く三味線youアヤラ。
三味線の音が聞こえてきた。
引き戸を開け、「コンニチハ!」と声をかける。
しかし、「まだ入っちゃだめ」奥から声がした。
先生かなり厳しそう。
密着ちゃんんとできるのか?
所作も含めて稽古
もう一度先生の家に入り直した三味線youアヤラ。
玄関で迎えてくれた先生は感激のハグ。
テレビ取材OKもらいました!(ホッ。。)
次に稽古部屋に入る。
「オヒサシブリ~」
立ったまま入ろうとした三味線youアヤラに待った!
やり直し。
入室から稽古は始まっているのである。
今度は座った状態で戸を開ける。
しかし、上着を脱ぐように指摘する先生。
コートを脱いでからやり直し。
今度は「クリスチン!ノー!」
まだまだ入れない三味線youアヤラ。
途中で立ち上がってはダメ!
先生がお手本を見せてくれた。
再度やり直し。
「違うわよ クリスチン!」
手の動きが違う。
戸を開けて、部屋に入る。
体の左側を襖に向けて座った状態。
襖をある程度右手で引いてから最後は左手で引く。
確かにキレイ!
整理整頓も稽古のうち
演奏以外の所作にも美しさが求められる
ケースから三味線を取り出す三味線youアヤラ。
ここでも待てがかかる。
もうドキドキの三味線youアヤラ。
ケースのなかがバラバラ。
整理整頓ができていない。
先生のケースの中はとてもキレイ。
「落ち着いたところで練習することが大事」
どんな先生にならっているの?
三好晃子先生。
芸歴40年。
柳川流三味線と生田流筝曲の演奏家。
柳川流とは地唄三味線日本最古の流派。
100人以上の弟子がいる。
三味線の魅力をを伝えるため世界10カ国以上で公演。
そんなスゴイ先生。
演奏前は身の周りの整理整頓から
拳一つ分をあけて正座するのが作法。
そして手ぬぐいで三味線が動かないように。
三味線を持つ角度も決まっている。
竿の角度は45度。
こうやって美しい基本姿勢が完成。
youが演奏する
黒髪 嫉妬にかられた女心を詠んだ唄。
「黒髪の むぼれたる思ひをば」
先生になる資格までに4つの免状が必要。
三味線youアヤラは下から二つまで取れている。
中級クラスってとこ。
三味線は音を取るだけでも1~2年はかかる
熱心な練習で人の何十倍の速さでマスターした三味線youアヤラ。
所作はまだまだ勉強しないといけない。
恥をかかせたくないと思う三好晃子先生。
厳しくするのは親心。
心をととのえるも三味線の道
「音楽は腕のを磨けばいいと思っていた」
内面を磨く三味線を自分のものにしたい。
3歳からクラシック音楽を習い始めた三味線youアヤラ。
大学を卒業後プロの音楽家に
2年前に地唄三味線と出会った
三味線の世界に心を奪われた
師範になってメキシコで教室を開くのが夢。
壬生寺を訪問
取材許可をとるスタッフ。
狂言の面が展示されている。
そーナイス!
1594年製の現在使っている一番古いお面。
壬生寺は日本で唯一狂言専用の舞台が現存する寺。
日本文化を勉強できるものを見せたかった三好晃子先生。
3日後
これからコンサート。
2日前に楽譜を渡された。
会場はお寺。
本堂がコンサートホール。
リハーサルは千本桜。
琴と三味線のコラボ曲。
時々演奏中断。
まだまだマスターできていない三味線youアヤラ。
冷や汗ものの三味線youアヤラ。
30分後子供たちがいっぱい来た。
寺に保育園が併設されている。
ギターを演奏できる光林保育園 園長 嶋本弘道。
コンサート開始
緊張の三味線youアヤラ。
一所懸命に先生の演奏についていく。
子供たちは興味津々。
演奏を喜んでくれた。
「ありがとうございました」
心の底から、そう思った三味線youアヤラ。
貴重な経験ができました。
いつかメキシコで先生とコンサートを開くのが夢。
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