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2017年3月31日のニッポンのミカタ!
3月でも日中でも氷点下の北海道の山奥。
魚の種類はわずか約50種の小さな水族館”。
年間10万人が訪れる。
それはスタッフたちの努力のおかげだった。
古びた温泉地を活性化
1970年温泉地だった町、留辺蘂。
さびれていく温泉地を活性化しよう。
作られたのが、”山の水族館”。
海に遠い留辺蘂。
淡水魚専門の水族館だった。
水槽の中を淡水魚が泳いでいるだけの施設だった。
しかし、集客は右下がり。
水族館プロデューサー中村元がプロデュース。
2012年にリニューアルオープン。
ヤマメの川登り
ヤマメのいる水槽。
小さな水の流れの中でジャンプしている。
水量の変化を察知して遡る習性があるヤマメ。
水槽の中で自然の川を再現した。
川を遡上するヤマメを見ることができる。
滝つぼを再現した水槽
日本では北海道にだけ生息するオショロコマ。
水槽の上層では泡が噴き出している。
その下に群がるオショロコマ。
これは滝つぼを再現したもの。
オショロコマの天敵である鳥から身を守る手段。
滝つぼの底からオショロコマを眺める。
日本で観られるのは”北の大地の水族館”だけ。
冬眠する魚を観察
水温が低くなると冬眠する魚。
”北の大地の水族館”は水槽を屋外に設置。
1~2月に凍結する様子を観察できる。
その期間、魚にエサを与えない。
これが実際の姿。
スタッフの工夫で楽しい水族館に
副館長・山内創さんリニューアル当時からのスタッフ。
専門学校と大学と6年間、魚類について学んだ。
水族館の再生に興味を持ち、愛知県から移住。
山内創さんも含めて5人のスタッフが活躍。
エサの準備とエサやり、水槽の掃除、客への案内と忙しい。
手作りの解説表示も”北の大地の水族館”の見もの。
「観てもらえない魚を観てもらう」
それが仕事の醍醐味だと語る山内創さん。
魔法の温泉パワー
地下水を使っている”北の大地の水族館”。
これでコスト削減。
温泉水を熱帯魚飼育に使用。
これでボイラー代の削減。
温泉効果はこれだけではなかった。
キズの回復も早い。
魚は大きく成長するようになった。
生きている化石と言われるハイギョ。
大人の男性並の170センチまで成長。
温泉はまさに魔法の水である。
幻の魚、イトウの数が日本一
日本最大の淡水魚のイトウ。
北海道の一部で生息。
”北の大地の水族館”では幻のイトウが22尾以上。
普段は水の中を優雅に動いている。
水平に何匹も段になって並ぶ姿はまるで鯉のぼり。
そんなイトウが本性を現す。
”いただきますライブ”と呼ばれるショー。
大量の生きたニジマスが水槽に投入。
俊敏になるイトウ。
これが本当の姿。
”北の大地の水族館のイトウは朱鞠内湖から来る。
朱鞠内湖ではイトウの保護活動を行っている。
そこで保護飼育されたイトウを展示。
大人気のイトウ。
Tシャツにぬいぐるみなどグッズも大人気である。
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