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2017年5月26日のアナザースカイ。
元プロボクサー、長谷川穂積。
バンダム級。
フェザー級。
スーパーバンダム級。
日本人史上4人目の3階級世界王者。
長谷川穂積のアナザースカイはタイ。
タイ料理を食らう長谷川穂積
タイのバンコク、プラ・パトイ・チェディ。
タイ最大の屋台村
タイ料理を食べる長谷川穂積。
料理をボクサーに例えてしまう。
ホイトート、貝入りタイ風お好み焼き。
45バーツ、145円。
「うまっ!」
カオマンガイ、40バーツ(130円)。
長谷川穂積はカオマンガイは元OPBFバンダム級王者、村田英次郎だと言う。
「スゴク上手くて天才的センスがあるのに、
世界チャンピオンになれない」って感じ。
むせながらトムヤムクンを食べる長谷川穂積。
トムヤンクンは元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史。
パンチがありすぎて何回も拳を骨折したボクサー。
辛さがそんな感じだそうです。
パッタイの甘さは、カスティージョに似ていると。
ディエゴ・コラレスと対戦した時の
ホセ・ルイス・カスティージョ。
ダウンをとって圧倒的に勝っていたのに
決める時に決めなくて逆転KO負け。
「詰めの甘さが似ている」って。
褒めてませんね。
長谷川穂積が会いたかった男
長谷川穂積はバンコクから国内線で移動。
引退後に会いたかった男に会う為に。
男の名前は、
ウィラポン・ナコンルアンプロモーション。
長谷川穂積が最初に世界挑戦をした相手。
辰吉丈一郎、西岡利晃を返り討ちにした男。
タイの英雄。
ウィラポンを初めて破った日本人が長谷川穂積。
強さと優しさを持つウィラポン
辰吉丈一郎と対戦していたウィラポン。
ボロボロになった辰吉丈一郎を心配していた。
そして対戦後、倒れる辰吉選手を抱えに行った。
その姿に世界一強くてカッコイイと思った長谷川穂積。
現役時代は勝者が敗者に会って話すのは御法度。
引退後だから会える。
負ければタダの人
「チャンピオンの家」と書かれた看板。
元世界チャンピオン、ウィラポンの店。
夫婦で経営している。
長谷川穂積の訪問を歓迎してくれた。
対戦当時を振り返るウィラポン。
「試合の前の長谷川穂積を見て
勝てると思っていなかった」
闘争心があって打ったパンチ以上に返された。
「本当に難しい相手だった」
そして、
「長谷川穂積を対戦者に選んだことを後悔している」
とも話してくれた。
長谷川穂積に敗れてチャンピオンの座を失ったウィラポン。
ファイトマネーが貰えない辛い現実。
稼げなくなった為、その後リングを去った。
今は夫婦でレストランを経営。
「幸せだよ」と語ってくれた。
王者から敗者へ
バンダム級王者・ウィラポンから王者を奪った後。
5年間、王者であり続けた長谷川穂積。
しかし、2010年王者陥落。
「1回負けると歯車が狂う」
2011年再び王者に返り咲くが防衛できない。
納得した終わり方を求めていた長谷川穂積。
2014年スーパーバンダム級タイトル挑戦。
「ボクシングは夢の潰しあい」
誰かが勝てば誰かが負けている。
「弱い僕に負けたと感じさせたくない。
強い僕に負けたと思わせたい」
ライバルたちの夢を潰してきた代償なのか。
負けたままでは終われない。
最後のリング
2016年9月16日。
スーパーバンダム級タイトルマッチ。
29歳の王者、ウーゴ・ルイス。
挑んだのは35歳の長谷川穂積。
ルイスの途中棄権により3階級制覇を達成。
これが長谷川穂積の最後の試合になった。
生涯成績41戦36勝16KO5敗。
長谷川穂積「ここまで長かったです」
ウィラポンに恥じない王者になりたかった長谷川穂積。
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