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2017年5月13日の王様のブランチ。
5月11日発売された小説「劇場」。
又吉直樹の待望の2作目。
今回はなんと恋愛小説。
又吉直樹にブランチがインタビューしました。
2作目のプレッシャーはあったのか?
又吉直樹の小説第1作目「火花」。
累計300万部突破。
2017年11月には実写映画化。
2作目に対してプレッシャーはなかったのか?
「みんなに喜んでもらえる物を書かな!」
と途中まで思っていた又吉直樹。
しかし、子供の頃を振り返ってみた。
「みんなに好かれてきたタイプじゃなかった」
その後はプレッシャーはなくなった。
恋愛をテーマにした理由は?
「劇場」は恋愛小説。
どうして恋愛をテーマにしたのか?
又吉直樹が過去に書いたエッセイ。
その中に失恋の話があった。
「小説として書いたら面白いものが出来るかもしれないですね」
編集者の助言で恋愛小説に挑むことに。
夢と現実の狭間で揺れる恋愛
主人公は売れない劇作家、永田。
女優を目指していた大学生の沙希と出会う。
沙希の部屋で暮らし始める二人。
永田に劇作家の才能を感じた沙希。
女優への夢を諦めて永田を支える。
恋愛を際立たせるためにこだわったこと
「劇場」で特筆すべきは主人公永田の性格。
嫌なダメ男。
同棲後、ヒモのように暮らす永田。
5年後も変わらない。
沙希はバイトを掛け持ちして働いている。
「光熱費を払ってほしい」と永田に言うが、
「人の家の光熱費は払えない」と断る永田。
しかも、沙希の母親に暴言。
そして、沙希の友人を酷評。
沙希が他の劇団の芝居を見に行ったことに嫉妬。
人間が小さい男です。
又吉直樹の永田への想い
又吉直樹は永田をどう思っているのか?
「あれはダメですよね セコイですよね」
友達だったらそれはアカンと言う。
弱い人間である永田。
しかし、反対に強さを感じる又吉直樹。
モノを創る人間のワガママに憧れがあるようだ。
だから、永田に言いたい。
「実は俺はお前のその部分は好きやねんな」
又吉直樹は永田に似ているか?
永田と違って光熱費を払うと言う又吉直樹。
しかし、
「もしかしたら心のどこかで思ったことがあるのかも」
永田は又吉直樹の奥深くにいるのかもしれない。
ブランチメンバーの感想
「劇場」をすでに読んだブランチメンバー。
どんな感想を持ったのか?
二人の恋愛の行方は?
大友花恋の感想は、
「永田と自分が重なる部分、沙希と自分が重なる部分があった」
「一緒に嫌な思いをしたり、モヤモヤした」
「面白いので一気に読めた」
佐藤栞里の感想は、
主人公・永田をクソみたいと酷評。
しかし、沙希との会話部分が好きだと。
「梨がある所が一番安全です」ってシーンで、
キュンキュンしたらしいです。
藤森慎吾の場合は、
主人公の永田が大嫌い。
でも女の子は100%永田を嫌いじゃない。
ってことが疑問だったようです。
そして、めちゃくちゃ面白かったと。
「火花」以上の評判のようですね。
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