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2017年5月27日の王様のブランチ。
小説家貫井徳郎のインタビューに成功。
著書「愚行録」は映画化。
ミステリーの魔術師と言われる貫井徳郎。
最新作「宿命と真実の炎」も期待を裏切らない。
「宿命と真実の炎」あらすじ
警察官の交通事故死。
別の警察官の通り魔による殺人事件。
犯人は誠也とレイの兄妹。
幼い頃の事件の為に離れ離れになった二人。
その原因となった刑事たちを殺害した。
所轄の刑事、高城理那は事件の共通点に気付く。
刑事に追われる兄と弟。
驚愕のラストへと続く。
貫井徳郎インタビュー
貫井「今回は色々な人を同じような比重で描きたい」
犯人側にも読者が感情移入できるようにしていた。
ーこういう風に運命がねじ曲がっていくのかなと
印象的でした
貫井「架空の人物であっても人ひとりの運命を
ちゃんと書くのが小説かなと最近になって気づいた」
少し苦笑いしながら話す。
二つの人間ドラマを味わえるのが今作品の醍醐味。
念願の西條の復活
貫井徳郎の2009年の作品「後悔と真実の色」
主人公の西條は捜査一課のエース。
ある事件をきっかけに人生が転落する。
人間として欠陥がある西條。
「西條をなんとか救い上げたい!」
貫井徳郎は8年間ずっと考え続けていた。
今作品で刑事・高城理那が西條に助言を求める。
西條の推理で高城理那が動き出す。
驚愕のラスト2ページ
多くの書店の印象に残ったラスト。
番組MCの佐藤栞里もラストに驚いた。
最後にどんでん返しになる。
それが貫井徳郎の常套手段。
「宿命と真実の炎」ではそれだけでは済まされない。
佐藤栞里曰く、
「大どんでん返し以上のどんでん返しがある」
収録の前日に読み終えたばかり。
「誰も信じられなくなっている」らしいのだ。
そして続編を期待するラスト2行。
しかし今のところ続編はなし。
が、貫井徳郎からの返答。
残念である。
考えていないそうである。
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