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2017年9月10日の情熱大陸。
柔道家、阿部一二三。
2020年東京五輪の金メダル候補。
今年、柔道世界選手権に初出場。
その様子を密着。
東京五輪の金メダル候補
2014年ユースオリンピック優勝。
2015年グランプリ・タシュケント優勝。
2016年グランドスリム・東京優勝。
2017年グランドスリム・パリ優勝。
快進撃を続ける阿部一二三。
全日本柔道男子監督の井上康生は、
「体の使い方」と「闘争本能」を褒める。
世界選手権100キロ超級8連覇の
テディ・リネールは、
「若くて素晴らしい柔道家」と評価。
阿部一二三の体作り
身長166センチ、体重72キロ。
腹筋は見事に割れている。
阿部一二三の体は柔道で作られた。
プロテインは飲んでいない。
ウエイトトレーニングもあまりしていない。
筋肉をつけるために柔道をしていない。
「柔道力は柔道しかできない」
それが阿部一二三の信条。
日体大柔道部での練習
東京世田谷の日本体育大学。
阿部一二三の所属先。
練習は30分ウォーミングアップから始まる。
乱取り5分勝負を12回。
柔道部部長の山本洋祐は、
阿部一二三に日体大進学を薦めた人物。
阿部一二三の柔道の特徴は
「技に入るタイミングと肩の柔らかさ」
だと言う。
練習中、休憩のブザーが鳴る。
乱取りを止めない阿部一二三。
勝負がつくまで続ける。
世界選手権まで2か月を切っていた。
日体大での寮生活
上京して2年経つ阿部一二三。
「やわら寮」が家って感じになっていた。
夜8時半に寮に戻る。
阿部一二三の部屋は4畳半弱。
狭い部屋に洗濯物がぎっしり干してある。
日本代表の柔道着がキレイに畳まれてあった。
過去のメダルは隅に置かれている。
今の目標は東京五輪の金メダル。
15歳の時リオ五輪出場を逃した。
もっと強くならないといけないと思った。
阿部一二三の家族
世界選手権前に実家神戸に帰省。
父は消防士。
母は喫茶店を営んでいる。
一二三の名前は、
「一歩ずつ着実に歩んでほしい」
両親の願いが込められている。
柔道を始めたは6歳。
体が小さくて、弱かった。
強くなる為に8歳から父とトレーニング。
ランニングと階段昇降。
父親が練習方法を模索してくれた。
重さ3キロのボールをキャッチボール。
小柄でも体幹を鍛えれば簡単に投げられない。
強くなりたいって気持ちが強かった。
技のレパートリーを増やす
阿部一二三は海外選手にマークされている。
通常は相手の右手を取って投げる。
それを左手を取って投げる。
”逆技”。
しかしまだマスター出来ていない。
試行錯誤の繰り返し中。
スペインでの合宿
世界選手権前にスペインの遠征。
各国が参加する合同合宿。
阿部一二三に海外選手から声がかかる。
手合わせの誘いだ。
相手は慎重に選ばないといけない。
同階級の選手とは普通やらない。
手の内がばれてしまう恐れがあるためだ。
阿部一二三は上の階級と組むことに。
逆技を試す阿部一二三。
しかし体の大きな相手に決められない。
スペイン合宿では手応えを感じられなかった。
大会前の減量
8月19日。
世界選手権まであと10日。
阿部一二三は77キロから66キロに落とす。
食事はもちろん低カロリーメニュー。
10日で10キロ以上落とせるとは、
ビックリの減量期間である。
世界選手権優勝
ハンガリーでの柔道世界選手権。
準決勝まで5試合。
そのうち4本は一本勝ちだった阿部一二三。
決勝戦は袖釣込腰で一本勝ち。
晴れやかな顔の阿部一二三。
しかし大会中、逆技は出なかった。
東京五輪で逆技
優勝後の阿部一二三。
逆技が出せなかった理由を聞いた。
「実戦で出す怖さがあった」
新しい技を試すよりも、
まずは着実に勝つを選んだ阿部一二三。
3年後の東京五輪での逆技、
楽しみにしています。
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