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鶴見中継所。
エース達が顔を揃える花の2区。
その重要な区間を託されたのが3年生の森田歩希選手。
緊張感が漂う中、そこに森田の父・桂さんの姿があった。
父・桂さんは、かって國學院大学の駅伝監督
最初はちょっと不安そうだったですけど。
練習は、ちゃんとできていたので。
最後の一週間くらいは、走るならエース区間がいいと。
実は父・桂さんも、かっては箱根を目指した長距離ランナー。
國學院大學で監督を務め、第77回大会でチームを箱根初出場に導く。
当時、4歳だった森田歩希選手(3年)。
父が駅伝の監督をやっていたので。
練習の組み立てとか分かるのでアドバイスはもらっていました。
父の影響をうけ目指した箱根。
怪我に泣いた大学入学後
しかし、大学入学後は故障に泣いた。
母・純子さん。
怪我が多くて可哀想だった。
それを考えると、よくここまで来たなと。
父は森田歩希選手に、エースどうと笑顔で話しかける。
エースは後ろにいるからと応える森田歩希選手。
父・桂さんが森田歩希選手にアドバイス。
箱根の2区。
初めすっと速く行って。
権太坂がポイントだから。
権太坂でしっかり(他の選手)に近づいて!
上がって下りがあるから。
そこでみんなペースアップする。
父としてよりも指導者としてアドバイスする桂さん。
勝負は権太坂
5位でタスキをもらうと2位グループでトップを追う。
その頃、父・桂さんは往路2区20㎞過ぎで応援。
テレビ中継で息子の力走を見守っていた。
並走を続ける森田歩希選手。
父・桂さんがポイントに上げていた権太坂下りで前に出る。
そして単独2位へ。
母・純子さんは、その情報を聞いて涙ぐむ。
それを見ていた父・桂さん。
涙出てる。
まだ通過もしていないのに。
いよいよ、森田歩希選手が20㎞地点を通過。
両親の声援に手をあげて応える。
その両親の声援を力に最大40秒まで拡がった1位との差を詰め2位でタスキをつなぐ。
そして区間賞の栄光に輝いた。
ゴール後、倒れる森田歩希選手。
最後の1㎞がきつかったと。
先頭と何秒差?
それにコーチが20秒と答える。
花の2区でトップとの差を20秒縮め、ニャイロと同タイムで区間賞。
1時間7分15秒。
これが森田歩希選手の箱根駅伝2018での勲章になった。
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