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2月13日(火)放送のセブンルール。
本日ご紹介するのは佐野恵美子(34歳)。
パリの旧市街マレ地区でLes Trois Chocolatsを経営。
パティシエール経験もない時に単身渡仏。
接客もショコラの質も全てが飛び抜けているとパリっ子を驚かす。
佐野恵美子のプロフィール
実家は福岡県博多で祖父の代から続く老舗。
その名もチョコレートショップ。
しかし佐野恵美子自身は25歳までお菓子作りの経験なし。
25歳の時、父に店を継ぎたいと申し出。
しかし、職人の厳しさを知る父は、その申し出を拒否。
半ば喧嘩状態で渡仏。
フランスでゼロから製菓技術を学ぶ。
そして、ついに2015年。
チョコレートの祭典サロン・デュ・ショコラで金賞を受賞。
それでも、父の中では3代目として認めてもらえない自分がいる。
- 1.天気に合わせてチョコレートを作る
-
天候を見ること。
チョコレートは湿度、温度に出来栄えが左右される。
温度、湿度の高低が作業を難しくする。
あまりにも雨が続いて湿度が高い日には工程の仕上げをしない日も。
その日の状況で如何に対応するかが重要。
- 2.パリに敬意を払う
-
言葉もお菓子作りもフランスでゼロから学んだ。
渡仏してから3年は馴染めない日々が続く。
いわれのない人種差別にあったことも。
でも、一緒に頑張る修行仲間に励まされる。
お店を開いたマレ地区。
築400年の建物の中に構えた。
そして、石壁やモザイクタイルは400年前のままデザインに生かした。
お店のあるサンポール通りはアンティーク街として有名。
古き良きパリを自分の中で常に意識して街に馴染んでいるかに心を砕く。
それはパリに溶け込んで暮らしているというメッセージ。
- 3.仕事の時はお団子ヘア
-
仕事の時はいつもきれいなお団子ヘアー。
異国フランスで認知度をあげてもらうために取ったスタイル。
何の店なのかも知られていなかった。
このスタイルでシェフが誰なのかを憶えてもらう。
- 4.ふるさとを大事にする
-
自店から1㎞圏内にチョコレート屋は20店舗ほど。
それほどの激戦区。
他のシェフ達がまねできないものを作る。
それが故郷福岡の味。
八女の緑茶。
きなこ。
博多一風堂がパリに展開する3店舗。
どの店舗でLes Trois Chocolatsのデザートが食べられる。
フランス人はラーメンの後でもデザートを食べる。
パリに溶け込むための企業連携。
- 5.イやなことは30分で忘れる
-
イヤな事は30分で忘れるように心掛けている。
30分番組をイメージ。
オープニングからエンディングまでを構成。
修行時代。
シェフに怒られたことを引き摺っていた記憶。
それを怒った本人に注意された。
仕事は楽しまないと良いものはできない。
注意は一瞬。
修正できたら、その後は楽しむ。
これがフランス流。
- 6.なるべく一人にならない
-
父の助言。
人とのつながりを大事に!
出会った人々は財産。
一人になるのは歩く時くらい。
アパルトマンにも同居人。
パリでオーダーメイドスーツを作っている女性。
お互いの存在が外国で暮らす心の支え。
- 7. 父・祖父に負けない
-
Les Trois Chocolatsは3代目を意識したもの。
その意味は?
祖父・父・私。
それで3つのチョコレート。
菓子職人になることに反対した父。
3代目としても正式には認めてもらえない。
3を使うのは3代目がんばっているよとのアピール。
同じチョコレート職人として同じ土俵に上がることはできた。
父からの伝言
佐野恵美子の父 2代目佐野隆は語る。
今、ようやく自分のオリジナリティが表現されつつある。
最初は日本人のお客様主体だったのがパリのお客様も増えている状況。
その時点で僕は若干、娘の仕事を認めている。
だって自分にできないから。
自分でパリに行って地元の世界チャンピオン達と勝負する。
その中で自分のチョコレートを売ろうとする。
その度胸はあの馬鹿にしかできないから。
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