平昌五輪宇野昌磨フィギュア団体男子ショートのスコアを解説


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フィギュアスケート団体男子シングル・ショートプログラム。

種目ごとに順位に応じポイント。

1位の場合10ポイント。

フリー進出は10チーム中、上位5チームのみ。

その為、ショートで好成績を得ることが重要。

オリンピックの魔物が襲いかかる

後半グループのトップはカナダのパトリック・チャン選手。

ソチ五輪銀メダリスト。

しかし、最初の4回転トーループで転倒。

そしてトリプルアクセルでも転倒。

3つのジャンプのうち、2つで転倒するはめに。

そして、日本勢最大のライバル。

アメリカ ネイサン・チェン選手(18)。

4回転時代の申し子と言われるほどのジャンプの達人。

そのネイサン・チェン選手もオリンピックの魔物の餌食に。

4回転フリップ+3回転トーループの予定が。

4回転フリップ+2回転トーループになったり。

そして2つ目のジャンプ。

4回転の筈がダブルトール―プに。

ショートの単独ジャンプは3回転以上飛ばないと得点はゼロ。

そして、その後のトリプルアクセルでは転倒。

練習では調子のよかったネイサン・チェン選手。

そのスコアは80.61。

まさかの大失速。

宇野昌磨選手と魔物との闘い

オリンピックの魔物は、続く宇野昌磨選手にも襲いかかります。

宇野昌磨選手が世界で初めて成功させたと言われる4回転フリップ。

転倒しないまでも手をついてしまいます。

しかし、オリンピックの魔物の影響もここまで。

体がいつも通りに動いているのを確認。

その後は落ち着いて演技に集中。

得点が1.1倍になる演技後半に真価を発揮。

ここで大きな得点源となる4回転のコンビネーションに挑戦。

見事に4回転トーループ+トリプルトーループに成功。

そして最後のトリプルアクセルにも成功。

高い出来栄え点を獲得。

表現力を評価する演技構成点も出場選手中最高点を獲得。

演技構成点の満点は50点。

宇野昌磨選手はその演技構成点で46点を獲得。

そして叩き出した得点は自己ベストに迫る103.25。

宇野昌磨選手インタビュー

最初のジャンプが失敗したのにも関わらず、これほどの点数が出た。

それは今日まで練習してきた成果。

ちゃんと全てが回って転ばなかったこと。

それが一番点数に繋がったんじゃないかと思う。

ベストなパフォーマンスを出すこと。

自分のする事だけに集中していた。

個人戦では、もっと強い気持ちで臨む。

宇野昌磨選手の103.25の得点内容は?

Element NumberDescriptionScore
1
Quad Flip
(4回転フリップ)
9.44
2
Fly. Camel Spin 4
(フライングキャメルスピン)
4.41
3
Step Sequence 3
(ステップシークエンス)
4.66
4
Quad Toeloop + Triple Toeloop
(4回転トウループ+3回転トウループ)
17.92
5
Triple Axel
(トリプルアクセル)
11.64
6Change Foot Sit Spin 4
(チェンジフットシットスピン)
3.86
7Change Foot Combination Spin 4
(チェンジフットコンビネーションスピン)
4.71
Technical Elements
Score
56.64
Unfactored Program ComponentsScore
Skating Skills
(スケート技術)
9.36
Transitions
(要素のつなぎ)
9.25
Performance
(演技表現実行力)
9.25
Composition
(振付)
9.39
Interpretation of the Music
(音楽の解釈)
9.36
Factored Program Components Score
(合計)
46.61
Deductions
(減点)
0.00

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