西田直鉄氏開発の苺レッドパールは如何に韓国で盗まれたか?


スポンサーリンク

2018年4月6日(金)放送のプライムニュースイブニング。

今や国内のみならず世界的に知れ渡る日本のブランドイチゴ。

ところが、そのイチゴを巡って、今、ゆゆしき事態が!

あんだけ契約かわしたのに、(父は)“何でだ”と怒ってましたよ。

日本のブランドイチゴを無断で使い盗作イチゴを輸出している韓国。

取材班は、その裏側を追った!

成長著しい韓国のイチゴ市場

その91.7%を占めるのが、雪香、梅香、錦香という日本種由来のイチゴ。

なかでも最も有名なのが雪香(ソルヒャン)。

韓国のイチゴ農家は言う。

一番たくさん収穫できる品種が雪香(ソルヒャン)です。

おいしい上に大量に収穫できて病気にもかかりにくい品種。

この雪香、梅香、錦香という品種は日本のブランドイチゴを無断で交配させたもの。

にもかかわらず、韓国は積極的にイチゴの輸出を行い、日本の輸出機会の損失学は5年で220億円にも上った。

なぜ、こういう事態になったのか。

取材班は韓国への種の輸出を行った愛媛県宇和島市の農家を訪ねた。

レッドパール開発農家の西田直鉄さんに事情を訊く

レッドパールの特徴は中まで赤いこと。

陸の真珠ということで赤い真珠レッドパールとなずけた。

レッドパールは今から25年前、西田さんの父親が開発。

甘みが強く酸味が控えめ。

新種開発を個人がやるのは大変。

朝から晩までイチゴに付きっ切りだった西田さんの父。

レッドパールの開発にかかった年月は、まる7年。

平成5年11月25日に品種登録された。

日本では新品種の開発者は25年の独占権を持つ。

別の人物が栽培する場合は使用料を請求できる。

契約を無視して種を韓国に広めた金重吉氏

西田さんが20年前に契約を結んだ韓国のイチゴ農家 金重吉氏。

許可は5年間。

金重吉氏以外の栽培は認めない契約。

ところが金重吉氏は譲渡禁止にもかかわらず韓国内で知り合いに譲渡。

その結果、レッドパールは韓国のイチゴ市場で8割を占める事態になった。

そして事態は進み、韓国産のレッドパールが日本にまで輸出される結果に!

こうした無断譲渡が招いた結果を金重吉氏は、こう語る。

苗を渡した韓国人は約束しても守ってくれなかった。

当時の韓国には、新品種の栽培権を取り締まる法律がなかった。

私には逮捕する権限はない。

西田さんは金重吉氏に契約違反じゃないかと抗議したが金重吉氏は頭を下げるだけ。

すみませんでした、すみませんでしたというだけ。

無断で使用された分の使用料は西田さんの元には入らなかった。

日韓イチゴ協議

そこで西田さんは農水省の人と共に日韓イチゴ協議を行った。

ここでも人の良い条件を西田さんは代理人弁護士を通じて提示。

それは10アールあたり年間5万ウォン(約5000円)。

そして輸出は禁止。

これに対し韓国の農林省参事官は言う。

輸出禁止というのはどうかなと。

韓国の農家から抗議の声があがると思うと。

韓国で、今日のように日本型新種のイチゴが拡がったのは、生産された品種のせいもあるが、韓国のイチゴ農家の努力がある。

このような理由をあげ、西田さんの提案を拒否。

代わりに提示された韓国側の提案は次のようなものだった。

  • 1500万ウォン(約150万円)のお礼
  • 韓国への招待旅行
  • 記念のトロフィー

この3条件。

当然ながら、交渉は決裂。

これ以来、日本のイチゴ新品種の無断流出は今も途絶えてはいない。

流出したのはレッドパールだけではない

奈良・桜井市のイチゴ農家の前田光樹さん。

それはパールホワイト。

栽培を許可したイチゴ農家にイチゴ狩りに行った外国人や日本人がポケットに入れて持ち帰るのが主たる原因。

登録品種の権利保護はどうあるべきか?

栽培許諾契約書による管理では防げなかった。

海外育種会社との連携による現地での法に適った保護をする必要がある。

特に韓国においては、農林部国立種子管理所に対して出願手続を行わな
ければならない。

韓国に新品種を盗まれたのは確かだが、それを法的に保障されるような手続きが不備であった事もたしかだった。

スポンサーリンク


このサイトについて

seesaaテレビ/映画/DVDカテゴリで
常にTOP20 入っている
ながらテレビのWordPressバージョンです。

最新のトレンドを
新しいビジュアル、切り口で
レビューしていきます。


にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へ
にほんブログ村

テレビ番組 ブログランキングへ
follow us in feedly

カテゴリー